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Wednesday, June 18, 2014



5つ星のうち 5.0 ニューヨーク近代美術館に永久収蔵されたインディー映画は本作とNOLDのみ2014/6/7
Amazon.co.jpで購入(詳細)     対米従属批判論者 中西良太さんのレビューより
レビュー対象商品: 悪魔のいけにえ [Blu-ray] (Blu-ray)
本作の出演者の人たちは皆評者の友人である。本作の、DVDの中でも日本版バージョンは特典が最も充実していて、フーパー監督のコメントやキャストのコメントも全て貴重である。彼らが、コンベンションとかで語る内容の八割を押さえている。ただし、米国版DVDを超えるのはあくまで日本版のブルーレイ版の方なので、DVDだけでは不十分である。なんと日本版のBDでは、マクミンさんの2008年の独自インタビューが収録されているからである。私が、大視聴覚室の大スクリーンで独自上映をやったのは、そっちのバージョンであった。やはり、ファンならば、DVDにとどまるべきではない。

ちなみに、本作には別エンディングもなく、基本的に本編の状態が本来の作品として企図されたものであることが判明している。本作は基本的に切れた失業者たちの八つ当たり的な殺戮というだけでなく、もともと自然に人肉食いを行うレザーフェイス一家という生物の野生の論理が前者を食ってしまっている。そこでは、暴力が正義を規定してしまう無常と虚無の支配する正にホラーの世界なのである。

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