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Monday, June 23, 2014


故ダーレン・マクギャヴィンの当たり役コルチャックはジャーナリストの鏡2014/6/21 対米従属批判論者の中西良太さんのレビューより
実は、本シリーズは出来は良くない。特に最後の怪獣のエピソードでも怪物は着ぐるみそのものでしかない。しかし、ファンとしてはコルチャックの人間としての魅力が全てである。怪物は社会問題の比喩なのである。作品の完成度としては、私はパイロット版の二つのテレビ映画をお薦めする。BGMも創作の水準も段違いである。コルチャックは元来、毎回真実の報道に執着し首になるのがパターンである。それでも、あくまで真実に固執して際限なく繰り返していく所に安定を求め隷従を選択しない彼の不屈の精神がある。私が、コルチャックを敬愛するのは正にこの尋常ならざる見上げた精神である。我々は、多くのコルチャックのような事件記者(今は日本では死語になっている)が必要である。

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