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Saturday, October 4, 2014


ウクライナ東部と西部の民族的対立につけ込む西側とそれに対峙する露側2014/9/27
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本書を熟読してみて、民族未分節のウクライナがロシア系移民の多い東部と、反露的な西部では使用言語も当然違っており、クリミア半島はロシアにとってNATOを牽制する為の緩衝帯であって核心的な安全保障上の国益です。ウクライナがNATOに加盟してNATOの軍港になるのを防ごうとしているのは理解できます。また2012年末より同国での政権転覆のオペレーションが開始され、米国によるネオナチ集団スボボダなどを駆使してクーデター(これは陰謀論ではなく事実)で成立したポロシェンコ傀儡政権は、米軍に警護されており、佐藤さんがロシアの交渉相手はウクライナではなく、オバマだとする指摘(Location 193参照)は正しいと思いました。日本は不介入であるべきだというのも懸命な外交判断だと思います。編入後は現在も経済状況は苦しいそうですし、かのマレーシア航空機撃墜にしても、ポロシェンコ傀儡政権のトゥルチノフ最高会議議長が、米国と裏の連絡を行い、空爆を決定したという指摘もあります。歴史認識としては、1954年にフルシチョフが、セバストポリをウクライナに移管しましたが、プーチンはそれを再編入し、ソ連の過ちを正したと認識していることを知っている人は一般に少ないので、とても勉強になりました。

中西良太 / Ryota Nakanishi "憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (地球国地球省地球県地球市地球町地球村です)

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