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Thursday, October 30, 2014


革命の芸術はリアリズムであり、民主的な集団主義!2014/10/31
トロツキーは、ここで革命の芸術は革命なしには達成されないが、それは間違いなくリアリズムであり、プロレタリアート団結に照応した民主的な良い意味での集団主義である事を論証しており、科学的社会主義の芸術論の集大成が本書です。

マルクスも、そしてヘーゲルも実は芸術論では、どちらもリアリストであり、反形式主義で、モチーフとなるパトスがそのまま芸術の妥当なその主題の内在的論理を体現した民主的且つ、有機的な形態に転化するという疎外論の否定としての芸術運動を説いています。本書におけるトロツキーも正にそうです。疎外の克服のモデルとしての芸術、創作運動が革命の論理と合致するのです。ちなみに、教条的な社会主義リアリズムやプロレタリア芸術は官製の虚構であり、階級制の最後的な克服且つ歴史上の芸術の諸成果の総合としての人間の芸術の実現こそが真の革命芸術であると説いています。

本書は最高の芸術論です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ500レビュアー)  

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