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Saturday, October 4, 2014


トロツキー理解には最良の入門書2014/9/28
レビュー対象商品: トロツキー入門 (単行本)
私は、本書をトロツキー研究の入門書、概説書としましたが、著者達はスターリン主義の偏見から自由なので、トロツキー擁護の立場から、公正で彼への温情のこもった気持ちのいい論述を展開していました。ところで、ロバート・サービスによる自伝は英国の反共主義者の叙述なので、自伝ならばトロツキー自身の自叙伝を推薦します。日本語による概説では、本書は最高です。トロツキーの思想は、トロツキズムではなく、世界革命論と十月革命の指導理論であった永続革命論です。西側のスターリン主義者達は今でも誤認していますが、永続革命論は、地主と資本家が高度に癒着していた後進国ロシアでは、労働者階級が市民革命を推進しなければならないが、それに止まらずに社会主義革命へと転化していくという理論であり、それを正に実践したのがロシア革命です。これが、トロツキーに関する正しい歴史認識です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (地球国地球省地球県地球市地球町地球村です)

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