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Saturday, October 25, 2014


トロツキー失脚から晩年までを湛然に描写分析した労作!2014/10/21
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本書は、私のお気に入りのトロツキー研究本です。著者は官僚であり、反暴力=反共派、反独裁=反共派ですが、そのような手段が目的を食いつぶしたという論理のイデオロギー的な偏見はさておき、本書で大切なのは、スターリンがロシア秘密警察の送り込んだ二人のスパイの内、捕まらなかったもう一人のスパイで、フルシチョフもスターリンがロシアの秘密警察であるとの文書を知り得てからも、ソ連が30年もロシア秘密警察のスパイに指導されていたことを恥部とし、非公開を貫いたというNKVD工作員の逸話が残っています。そして、同工作員は、トロツキーに彼の秘書がスパイであり、メキシコでの暗殺計画があることを正確に伝えていた。トロツキーは、暗殺の魔の手が身辺に及んでいる事も、暗殺計画が進行している事も知り得ていたという立証が見事です。ここまで、記述されている国内のトロツキー本は皆無です。

出典元:

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)

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