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Sunday, December 7, 2014


米国の民主派を体現したハックマンが、ゴルビー暗殺計画を阻止!2014/12/1
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デイビス作品は、全て政治的な自覚のレベルが極めて高い。本作では、冷戦末期のシカゴで、ゴルビーがブッシュ父とシカゴで冷戦終結協定を結ぶという架空の設定で、それを阻止すべくソ連のスターリン主義者達がトミー扮する暗殺者を派遣し、米軍所属のハックマンがゴルビー暗殺を阻止するという物語である。本作は、アメリカの民主派の良心を体現しているし、好感をもって鑑賞できる。軍産複合体にとってあくまで冷戦が継続する方が利権の最大化に繋がる腐敗の構図があることを、歴史認識としてもっておくと本作の素敵な映画的精神を感受できる。なるほど、本作ではハックマン扮する Johnny Gallagher軍曹は、上層部の謀略に反旗を翻し、冷戦終結の為にゴルビーを救うべく立ち上がる。さすがハックマン!カッコイイ!!!これこそ英雄だね!

本作は、デイビス監督の傑作の一つであり、ハックマンの良さが『フレンチ・コネクション』のようにでている。ただし、レイシスト色はない。

本作は間違いなく、ハックマンの良作であり、政治を劇映画で如何に描くべきかというお手本である。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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