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Tuesday, January 20, 2015


対米従属批判論者の名レビュアー中西良太さんのレビューより
レーニンとは違い帝国主義国間の均衡論を唱えた平和主義論2015/1/19
ホブソンは、自由党員で、自由主義ブルジョアジーで、リベラル派であり、反帝国主義、反軍国主義を掲げている平和主義者です。

彼の反帝国主義の戦略はユニークであり、今の日本のリベラル派にも影響を与えています。彼の説は新帝国主義の現代において、帝国主義国間の勢力均衡を唱えています。それは、ブロック経済圏をアングロサクソン連合、汎ゲルマン連合、汎スラブ連合、汎ラテン連合などの広域化した帝国主義国家連合を建設して、世界規模で勢力均衡を計るというアイディアです。実は、TPPも、ASEANも、東アジア共同体も主導する主体に依る差異はあれ、このような帝国主義的な均衡論による戦略であることは事実です。

ホブソンの恒久平和論はこのように、国際帝国主義連合の勢力均衡の上に成り立っています。目下進行しているのは正にこの方向性です。

本書は、新帝国主義時代の必読書です。

出典:
中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ500レビュアー)   


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