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Friday, October 2, 2015

対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビューより:五話に分けて、オムニバスを構成し、最大多数の生徒に劇場映画制作デビューの機会を与えたのには感激!


五話に分けて、オムニバスを構成し、最大多数の生徒に劇場映画制作デビューの機会を与えたのには感激!2015/9/27
レビュー対象商品: リスナー [DVD] (DVD)
私は、プロのフィルムメーカー、芸大七期の修了生として芸大スタジオの全作品をフォローしています。今回は第9期生の正式な劇場公開映画デビューです。
どれも総じて、過去の芸大作と比較して、殊にペーシングが格段に改善され、撮影技術も向上しているし、ニューシネマに退行していない!素晴らしい!劇場映画制作の技術的水準がここまで飛躍しているのが凄い!

第2話と第4話は傑作です!前者は、ブラック企業で酷使される若年労働者達のリアルな心理面が反映されています。最後も、助け合いの精神で貫かれており、二人ともブラック企業を辞めたのは正解ですね。しかも、ニューシネマ的なペシミズムや破滅で描写されていないのが映画的です。自分たちの置かれている状況を映画が反映してくれるだけでも、観客は共感し、共苦という効果を達成します。底に、本来の映画の描写性と安撫としての娯楽効果があります。後者は、いじめを受けたものがそれを覚えていても、いじめをし社会的に成功した側はそれを忘却しているという社会的なありがちな展開を見事に映画的に概括しています。どちらも内容がありました。

さらに、個人的には、5話『ブエルボ アル スール』
キャスト:奥野 匡 リカルド・テイシエイラ 佐久間一行 大竹条治 西島功輔 小綿照雄 柳 憂怜
監督:今野恭成/脚本:久保寺晃一

がキャストの点で私は好きです!そして、エキストラ全員もクレジットし、職員となった卒業生は例外として、学費をもはや払っていない卒業生達の学校依存や若干名の監督領域に見られる学校寄生の情けない傾向も払拭し、在校生の映画制作機会を完全に確保する原則も正しいです!これらは、極めて重要です!

また、今回以降はオリジナル企画で、韓国国立映画アカデミー(KAFA)との国際合作でもあり、包括的に芸大の映画教育理念が実現されていると思います。

芸大生達は、米国でも、中国でもこのような映画学生の、映画学生制作による、正式な劇場公開映画デビューが制度的に保証されている映画学校は存在していない点に格別留意すべきです!ここに、芸大の映画専攻の素晴らしさが凝縮されています!

本作も、全ての映画ファン及び芸大ファンの必須アイテムです!

Cited:

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ1000レビュアー)  

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