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Saturday, February 27, 2016

対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビューより:日本の平和主義というソフトパワー外交の再評価!


安倍政権にひれ伏す日本のメディア
安倍政権にひれ伏す日本のメディア
マーティン・ファクラー著
エディション: 新書
価格: ¥ 1,080

34 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本の平和主義というソフトパワー外交の再評価!2016/2/21
祝 ベストセラー1位 ─ 本 > 社会・政治 > マスメディア > メディアと社会を達成しました!

本書は、私の崇敬するファクラー氏による安倍政権のメディア操作に対する単なる批判書ではありません。

全体としては、日本の戦後平和主義外交の再評価です。

彼は、平和外交をただの金銭ばら撒き外交という軍産複合体の非難から擁護しています。

私は、本書を早速通読してみて以下のファクラー氏のお言葉が殊にありがたく肝要であると思いました。

ファクラー氏:

ハードパワーではなく、ソフトパワーを重視する日本のアプローチは、時代遅れだと指摘する声が国内外にある。

だが実は、ソフトパワーこそが時代の最先端だったのかもしれない。

こうした日本の美徳を、私は日本から世界に発信していきたい。

90年代以降「失われた20年」という経済的失速の時代を生きてきた日本人は大きく自信を失っている。

だがそれほど悲観する必要はない。

20年近く日本で暮らしてきた私だからこそ、第三者の立場から日本社会の良さがよく見える。

私は日本の良さを世界に広め、日本人にもっと自信を持ってもらいたいと心から願っている。

特定秘密保護法が成立し、日本は確実にアメリカ型の社会へと変質している。

私は日本にはアメリカのような国家機密だらけの国になってほしくはない。

この流れを食い止めるために今、国民とメディアが立ち上がらなければ、いずれ権力は本性を剥き出しにしてくる。

(pp.258-259)

いかに、スポンサー企業の走狗とも、政府の広報機関ともならずに、広汎な国民の層の代弁者となり、権力を監視し、批判するのか、その社会的な本来の装置はメディアです。

本書は、全日本国民の必読書です!

Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ1000レビュアー)    

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