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佐藤さんの紹介する格言集:生活の糧となる言霊の数々に感激!,
レビュー対象商品: 佐藤優 選 ― 自分を動かす名言 (単行本(ソフトカバー))
本書は、佐藤さんが古今東西の格言を集成し、解説を加えた良書です。
私は、中でもことに以下の格言が印象に残りました。 まずは、資本主義社会の二大階級である労働者と資本家の生き方の間で、現実的な処方箋を佐藤さんが示している箇所です。 佐藤さんは帰納法で著名なベーコンの以下の格言を的確に引用しています。 ベーコン: 富を軽蔑する人間をあまり信じるな。 富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ。 こういう人間がたまたま富を得ると、一番始末が悪い人間になる。 では、他人を搾取しないが富者にならない同意をしている労働者と、富者になるが他人を搾取していくしかない資本家との間で、何が現実的な処方箋なのか? 私は、ここで佐藤さんから的確なご指導を賜りました。 佐藤さん: 富者にならなくても、貧者になることだけは避けるというのが現実的な処方箋ではないだろうか。 その場合に重要なのは、簡単には取り替えられない熟練労働者になることだ。 技術と経験を身につけた熟練労働者ならば、名誉と尊厳を維持しながら、 日本社会でそこそこの生活を楽しむことができる。 (本書、91ページ) ネオリベ社会では、このような中産階級の理想がどこまで現実性が残されているかは課題です。しかし、これがやはり日本の資本主義社会での現実的な選択だと思います。他人を搾取するような生き方は自然な人間のあり方ではありません。 他にも、佐藤さんは、武者小路實篤の格言を引用して、人生においては健康、時間、お金は目的自体ではないということを正しく指摘しています。 それらは、あくまで手段に過ぎないのであり、人生の目的自体ではないことを思い知らされました。 本書は、日本最高の作家である佐藤さんの良書です!私は、佐藤さんの書籍があれば十分です!
Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 親米親中親露!米国至上主義!民主主義に禁句はないし、国境も文化の垣根もない!民主主義を世界へ!在日外国人への差別を止めよう!反陰謀論悪徳業者!)
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