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Sunday, August 24, 2014


 戦時中の軍部によるダム強制労働と戦後の黒部ダム建設の対比を軸にしたドラマ対米従属 Slavish Obedience to the U.S. 批判論者の中西良太さんのレビューより
2014/8/20
70ミリの本作では、実景に於ける崩落シーンの演出が、邦画に珍しくサウンドエフェクトの効果もあり見事だと思った。ただ、全編ロングテイクは、物語の枠組みを曖昧にし、とてもきつかったし、ドラマの欠陥としては、あれほど断層にぶつかり無謀だと分かっていて、労働者(労務者)たちの安全を保障するとしながらも、戦時の様に工事を強行する三船に対し、あれほど反対した石原が無言で折れた所が説得力がない。しかし、三船も石原も演技がいいので前半部まではなんとか観れた。

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