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Tuesday, October 21, 2014


これこそ劇映画!ハリウッド級の韓国映画! 2014/10/17
私は、丁度全斗煥に依る光州事件を研究していて本作を鑑賞した。音楽は、ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーの模倣が見受けられるが、ペーシングもハリウッド的で見ていて飽きがこない。さて、肝心の全斗煥に依る光州事件に就いては、ほぼ全編民衆側から描かれており、彼がワシントンの許可指令で大規模デモを鎮圧した事実は描かれていない。しかし、台湾の228事件の描写に比べると遥かに直接的である。米国の関与に関しては、軍部に置ける米国国旗の存在で暗示される程度に抑制されている点も韓国のメディアの自由度を示している指標である。それでも、映画的な映画であり、私は本作が気に入った。素晴らしい!黒澤監督の編集論を知っているらしく、人が訪ねてくると、そのまま二人で食事をしながら談笑しているシーンに飛んでもおかしくないという有名な編集論をこの監督は意図的に実践している。カット・ポイントが映画的で、思考や感情の変化とアングルやサイズの変化が効果的に的確に切り替えられているのは精巧である。段違いに凄い!!

出典元:
中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ500レビュアー) 

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