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Sunday, June 28, 2015


佐藤さんとマルクス主義の階級論の差異:官僚/公務員は階級か?官僚/公務員はプロレタリア層とブルジョア層に区分されるか?2015/6/29
レビュー対象商品: いま生きる階級論 (単行本)
佐藤さんの階級論は、マルクスのものではありません。佐藤さんは、あくまで官僚を階級としています。ここが両者の決定的な違いです。もちろん、今日本で最もマルクスを理解しているのは佐藤さんです。

当のマルクスは、官僚を一階級とはせずに、官僚制は上部構造であるが、経済的生産様式の反映であり、官僚/官吏/公務員の内訳は、

プロレタリアートとブルジョアジーの生産関係に照応し、その権能に応じて両者に分類されることを説いています。この正統マルクス主義学派の階級論をレーニンやトロツキーらも踏襲しています。しかし、反共反ソの佐藤さんは基本的にこの点は官僚階級論を説いています。

読者の方達は、この階級論の両者の決定的な差異に留意して読破されるべきだと思いました。

本書は、もちろん全ての佐藤ファンの必読書です!


Cited:

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ500レビュアー)    

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