従米を偽装する亡国官僚の末路:フルフォードさんの著作はいつも購読しており大変面白い, 2015/4/22
本書では、主権者国民にとって最も関心度が高く、今も進行中の米国の軍産複合体や多国籍企業による日本収奪計画の全貌がフルフォードさんによって分かりやすく解説されています。とにかく、フルフォードさんの著作はいつも購読しており大変面白いです。彼も主権者国民の立場に立つ、素敵な日本の愛国的なインテリです。
本書は、基本的にフルフォード氏の既存の著書の総括としての集大成であり、参考文献の大半も氏の既刊書です。表題の最後の戦いとは、氏の造語であるいわゆる“サバタイ派マフィア”(ネオコン勢力、ドル石油本位制の利権集団、米連銀を牛耳るロックフェラー同族企業及びその財団、ブッシュ一族、オバマ政権など)や(前者と不可分であるが)軍産複合体(マスゴミ空間では、ジャパンハンドラーを代弁者とする)の勢力が、例外的に日本と韓国を除き、全世界で勢力を衰微させている中で、2020年の東京オリンピックまでがいわゆる氏の造語の“闇の支配者”(実際の上記の帝国主義/ネオリベラリズム推進の諸勢力全体)との戦いの正念場であるという意味です。つまり、外国ではなく、日本人の対米独立闘争の為に執筆されたのが本書です。
フルフォード氏は、一日本人としてその勝利を確信されています。まず、本書熟読の為の概観として、フルフォード氏の日本を取り巻く世界情勢分析は、至極現実的です(例えば、中国の米国債売却カードの優位性に抗するための、米国による日中対立、中国と東南アジアの対立の創作の必要性の論証、対立する中国に無人機など既に武器を売却した米国とフランスが、さらにその相手と成る日本にも同様に武器を売却する欺瞞性の論証など秀逸です)。高校生にも十分にわかりやすい内容ですので紹介します。以下の箇所にそれが最も簡明に叙されています。
「マレーシア航空機撃墜事件の真相、ISISの本当の正体……表のニュースを見ているだけでは分からない世界の真実を活写。そして明かされる、ワシントンD.C.を乗っ取った悪魔教徒たちの驚愕の来歴。
現在、ナチス・アメリカ後の世界の新たな体制はすでに固まったと言っていい。ドルは基軸通貨でなくなる。世界はBRICSを中心とする集団指導体制に移行する。だから、今のすべての混乱は世界覇権を失うアメリカ帝国の断末魔の国際謀略なのだ。崩壊するアメリカ、巻き込まれる日本。目覚めよ、ニッポン人! このままアメリカと心中する気か! 今ならまだ間に合う!!」(本書より)
以上が本書の全体を把握する上で重要な思想的概観です。
Cited: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)