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Monday, November 30, 2015

対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー:生産力至上主義及びGDP至上主義が蝕んだソ連経済末期の最重要文献:ペレストロイカ(立て直し)、この道しかない!


生産力至上主義及びGDP至上主義が蝕んだソ連経済末期の最重要文献:ペレストロイカ(立て直し)、この道しかない!,2015/11/29
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レビュー対象商品: ペレストロイカ (単行本)
ペレストロイカは、スターリン主義の歪な命令経済で、1970年代より顕著になってきた本来資本主義に固有の停滞(スタグネーション)が、1980年代初頭にソ連で猛威を振るったことが主因となっています。

特筆するべきは、安易に歴史書が引用している労働の画一化と一律の固定給が労働の刺激を奪っていたことが原因ではなく、当時は労働意欲の刺激策は多様でした。しかし、真の停滞の正体は、ゴルビーの言うブレーキ現象でした。それは、労働の生産性と社会的公正性を喪失する現象で、ゴルビーは以下の如くその核心的なソ連政治経済を蝕んだ内因を分析総括しています。

ゴルバチョフ:総生産高を上げることが、最優先事項とされ、それ自体が目的になっている。この傾向は、重工業分野に於いて特に著しい。同様の事は資本構成の面でも見られる。

国家の富のかなりの部分が無駄に使われている。

高度な科学技術を全く利用しない金のかかるプロジェクトが幾つもあるのだ。労働力や原料や資本を最大限に使うのが、最高の労働者であり、企業であると考えられている。

生産者が消費者を満足させる様にするのが順当だと思うのだが、我が国では消費者は完全に生産者の意のままにさせられており、生産者が与えてくれるもので我慢するしかないのである。これもまた、総生産高第一主義の結果に他ならない。

我が国の経営者の多くは、いかにして国の資産を増やすかという事は考えず、いかに多くの原材料と労働力と労働時間を製品に注ぎ込み、製品を高値で売りつけるかという事に腐心するのが、一般的になって来ている。その結果、総生産高重視にも関わらず、商品は不足している。

(中略)鉄鋼、原料、燃料及びエネルギーの世界最大の生産国において、それらの資源が不足しているという馬鹿げた事態が出現している。資源を浪費し非効率的に使用した為である。 (pp.20-22) 

実はこの問題は、既にトロツキーが言及していたのだが、ここでゴルビーも70年代から15年間続いた経済的停滞を科学的に分析して以上の結論に到達しています。

ネトウヨ達が歪曲する様に理念の書ではなく、政治経済学的にソ連末期の停滞の処方箋を体系的に論じた社会主義的且つ民主主義的な改革の基礎的書物です。

本書は、全ての真摯なソ連研究者の必読書です!

Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー:将来世界の三大宗教はキリスト教、イスラム教、そして日本最高の宗教団体創価学会です!


将来世界の三大宗教はキリスト教、イスラム教、そして日本最高の宗教団体創価学会です!2015/11/27
レビュー対象商品: 創価学会を語る (単行本)
11.28.2015 祝創価学会及び仏教部門アマゾンベストセラー第一位達成!

本書は、私が崇敬する諜報及び宗教の最高権威佐藤さんによる創価学会に関する貴重な対談録です。

私は、中でも殊に感激したのは、日本最高の宗教団体である創価学会の世界宗教化の三つのテーゼです。

以下のキリスト教と創価学会の類比が見事で天才的です。

佐藤さん:第一は、宗門との訣別だ。キリスト教はユダヤ教(特にパリサイ派という宗門)と決別することによって、世界宗教になった。松岡氏が日蓮正宗を離脱したのも、創価学会が世界宗教になる過程での必然的出来事なのである。

 第二は、世界広宣流布(キリスト教的に言うならば世界伝道)だ。ユダヤ教と訣別したパウロは、小アジア、ギリシャ、ローマなど、当時の人々が考えていた世界への伝道を行った。創価学会は、SGI(創価学会インターナショナル)によって、仏法を世界的規模で広宣流布している。

 第三は与党化だ。キリスト教は、313年のミラノ勅令でローマ帝国による公認宗教となった。これによってキリスト教は与党化した。世界宗教はいずれも与党で、既存の社会システムの存在を認めた上で、変革を行っている。創価学会を支持基盤とする公明党が与党になった。このことも創価学会が世界宗教になるという文脈で捉えなくては、事柄の本質を見失う。公明党が与党になったことで、集団的自衛権、平和安全法制についても、実質的に平和を維持、強化することが可能になったのである。(pp.203-204)

池田大作会長の宗教者としての卓越した手腕、指導力の賜物が今日の世界宗教としての創価学会を支え、その公明党を与党にしていることが万人に理解できます。

本書は、全ての創価学会会員や公明党支持者だけでなく、全ての佐藤ファンの必読書です!
Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー:我が国のインテリジェンスの最高権威が日本の未来を予測する!


我が国のインテリジェンスの最高権威が日本の未来を予測する!2015/11/27
本書は、日本最高の諜報のプロである佐藤さんによる講演録です。

私が最も感銘を受けたのは、安倍政権の行方と2020年の日本の姿です。

現在の二大政党が、それぞれ自民党は創価学会、民主党は連合に依存している体制は今後も続くのは間違いない状況下で、佐藤さんはまず、安倍政権を以下の如く分析していたのが印象に残ります。安倍政権の行方は以下のファクターに大きく左右されます。

佐藤さん:…公明党と合意したことの重大さを、自民党がどれくらい分かっているかという事なんです。ですから、今後、安倍政権がどうなるかは、今の連立政権の構造がどうなっていくかと密接につながります。後、もう一つは、株価と支持率を連動させ過ぎました。今、株価が極端に下がっていないわけですが、毎日新聞に続いて朝日新聞でも支持率と不支持率の逆転現象が起きています。(pp.216-217)

そして日本の教育環境のネオリベ化の深刻化が2020年までに、日本の教育界の様相を悲劇的に大格差社会に変化させてしまうことが危惧されます。

佐藤さん:日本の良さというのは、親の経済的な状況に関わりなく、教育は基本的に機会均等で、自分の能力を発揮させるという点だったのですが、この基本構造が急速に崩れようとしていて、それこそ、2020年東京オリンピックの頃までには、下手をすればかなり崩れてしまうかもしれません。(pp.218-219)

精緻な科学的分析であり、佐藤さんの諜報のプロとしての本領が発揮されています。

私は、佐藤ファンとして満足の一冊ですし、全ての佐藤ファンの必読書です。

Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Friday, November 27, 2015

対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー: バートは60代後半でも健在!


 バートは60代後半でも健在!2015/11/26
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本作は、正統派トレマーズ・シリーズです。

影響としては、フィストやインディ4やランボー4とジュラシックパークなどだけではなく、これまでのトレマーズ・シリーズの要素の混合です。台詞もいろいろなジャンル映画の名台詞が盛り込まれています。

新モンスターは出ずに、アフリカでガマー親子とアフリカ人の部族との共闘で、CGがリニューアルされたグラボイズ、シュリーカーズ、アスバスターを退治します。

製作チームのレベルは過去最高です。

ファンとしても満足の一作です。豊富さがやはり肝心です。

警告:8月1日より正常なレビューに対して工作票を入れるネトウヨ国賊害虫によるお下劣票による不当な荒らしやヘイトは、アマゾンに対する業務妨害として警察当局に厳正に通報します。

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー: 押しつけ憲法論を完璧に反駁する科学的日本戦後史論


押しつけ憲法論を完璧に反駁する科学的日本戦後史論2015/11/25
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本書は、進藤さんが豊下さんと同様に最高度に日本の戦後史の核心的問題の全てを解明しています。

特筆するべきは、日本国憲法の成立過程で最重要の日本側の貢献である芦田均による芦田修正です。これは、9条に含みをもたせ最低限の自衛権保有による未来の日本の対米独立の可能性とその合憲性を巧みに死守したことです。

また、社民勢力により日本国憲法に生存権や労働改革が盛り込まれたり、日本側の憲法制定過程での決定的な土着化と国際化の動きと、明治憲法への回帰を目指す反動勢力との対立過程の産物としての日本国憲法である点が理解できます。

世界史的には、フランス人権宣言やアメリカ革命の文脈系譜にある憲法が日本国憲法であり、絶対護憲論の原理主義の史的極左的過誤が見事に反証されています。

私も、ノリエガ始末後に米帝が制定させたパナマ改正憲法の軍隊放棄とは、日本国憲法は異質である点が理解できました。

さらに、ソ連が日本占領をアメリカ単独にまかせ侵略の意図がなかった事や、尖閣諸島だけでなく、千島諸島も、主権帰属不明の状態で、領土問題をつくるというサンフランシスコ講和条約を占領期以前から準備していた点も分かります。

進藤さんの史的探求は、その科学性においても、愛国心においても今日の日本の他の論客の追随を許しません。

本書は、全日本国民の必読書です。

Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Monday, November 23, 2015

本年最良の真実の書:米帝が隠蔽する戦後日本の正体がここに完全に明らかになる!


本年最良の真実の書:米帝が隠蔽する戦後日本の正体がここに完全に明らかになる!2015/11/19
本書は、日本最高の真の反体制派の知性溢れる著名な論客達に依る、詳細且つ包括的な現下日本社会の重要問題を体系的に批判した本年最重要の書籍です!

本書では、なぜ私たちは今のような深刻な事態を招くことになったのかという問題意識から、これまで隠されてきた日本の不都合な真実と米国の根源から問うとともに、日本社会のなし崩し的変質・崩壊の経緯と原因・背景を4人の論者によって掘り下げてみたいと思っています。

本書で取り上げられるテーマは、原発問題・安保・基地問題・TPP問題・えん罪・報道被害問題など、政治・経済・司法・メディアの各分野にわたるもので、これまでタブーとしてきた重要な問題に各論者がそれぞれの専門の立場から、縦横に切り込んでいます。

本書を読まれた方々が、「騙される者の責任」(無関心と沈黙は罪である)を自覚して、これまでの思考停止状態から脱して物事の本質を追及する姿勢を持てるようなきっかけとなれば執筆者一同にとっても望外の幸せです。

まさに、木村氏の以上のメッセージに本書の精髄が最も簡明に概括されています。

政治・経済・外交・軍事……
米国に盲従する日本の驚くべき現実を明らかにする!
安保・基地問題、消費税・TPP問題、原発問題、大メディアの劣化など、
新聞・テレビでは決して伝えられない
米国による日本支配という、
この国のタブーに4人の識者が切り込む。

この4人以外に反知性主義の安倍反動国賊政権に抗する論客は皆無です。

本書の構成は、以下からなります。

まえがき◎戦後日本のタブーを語る(木村朗)
1章 政治・経済・外交・軍事…… 日本人が知らない米国の日本支配の実態 (植草一秀×岩上安身×川内博史×木村朗)
2章 国民に隠されたアベノミクスの正体(植草一秀)
3章 安保関連法案の背後に潜む米国の「オフショア・バランシング戦略」(岩上安身)
4章 米国の意を汲む政治家、霞が関、大メディアの実態(川内博史)
5章 偽りの「テロとの戦い」に組み込まれる日本(木村朗)
(特別寄稿) 権力やメディアを疑う「嘲笑」が今こそ必要だ(マッド・アマノ)
6章 安倍政権の暴走を止める「オールジャパン 平和と共生」連帯運動(植草一秀)
7章 なぜ、原発を止められないのか(川内博史)
8章 だれも語ろうとしない日本の刑事司法の闇(木村朗)

米国に盲従する日本の驚くべき現実!!安保・基地問題、消費税・TPP問題、原発問題…新聞・テレビでは決して伝えられないこの国のタブーに、4人の識者が切り込む!

まさに、全日本国民の必読書です!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Wednesday, November 18, 2015

スターリン体制の成立及びソ連崩壊の根源を探求する書:スターリンは不正選挙でレーニン遺書による更迭案の難を逃れた......


スターリン体制の成立及びソ連崩壊の根源を探求する書:スターリンは不正選挙でレーニン遺書による更迭案の難を逃れた......2015/11/17
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本書は、レーニン晩年からスターリン体制への移行期を理解する上で最重要の参考書です。

十月革命ではその武装蜂起を妨害するスト破り的機能を有していたスターリンは、1922年4月に書記長になった。1922年12月23日、レーニンが秘書に遺書を口述した時点で、既に秘書達と、盗聴システムを構築し全ての主要党員の意向を把握するスターリンとは通じていた。全てがレーニンの生前の1922年には、スターリンによるボリシェビキ党員の自身への忠誠を誓う新党員や幹部でリプレイスし、有利な人的環境を形成するべく工作が開始していた。思想的敗北というより、組織的政治上の敗北だった。

トロツキーは、1922年の9月にはレーニンから、そして1923年1月にスターリンからレーニンの後任として人民委員会議長を推挙されていたが、ユダヤ人が元首になるべきではないと断った。しかも、彼は、彼の反スターリン運動の出始めが1923年10月党中央委員会への手紙からであり、全ては遅かった。これらが、彼の歴史的敗北とソ連のその後の悲劇を招いた。

幾つか重要な史実は、スターリンが最初に書記長になった投票は、そもそも投票用紙自体にスターリンを書記長に投票する旨を記入したものが大量に発見された。それはカーメネフの工作だった。最初の時点で既に彼は不正投票の産物だった。

そして、得票調べによる得票操作は、その後も常習的に行われた。例えば、1934年の第17回党大会でもスタ―リンは反対票292票の内、289票を焼却させた。不正選挙に依る地位の維持である。

さらに、忘れてならないのは、クループスカヤも、レーニンの妹も1937年の大粛清の時代までスターリンの権威体制に奉仕する形になった点であり、彼女達がスターリンやカーメネフらの要望で動いた史実も重要である。

ちなみに、思想的にブレジンスキーに抗するためには、民族問題と階級問題の二元論がスターリニスト的過誤である点を認識することが大切である。レーニンもトロツキーも、プロレタリアの国際的団結のために、民族的対立を惹起するを諌んでいる。

トロツキー: 我々の政策は民族問題を含んで全て階級的政策である。民族問題に対する我々の我々の態度、その解決策は我々の階級的立場の構成部分であって、副次的なものでも、対立するものでもない。(138ページ)

階級闘争は、民族主義的でもあり、国際主義的でもある。階級が、その闘争に勝利する為に、先進国と後進国の民族、多数派民族と少数派の差別利害を克服する説得と合意と大国の小国への民族の尊厳(民族主義)によるというように、民族と階級問題は相互補完的な関係にある。ここを二元論的にみては、真の民主主義も、国際主義も、階級闘争もない。この点がスターリンとレーニンの致命的な思想的差異でもある。

本書は、レーニンの遺書の運命を通じてソ連崩壊の史的根源に迫る良書です。

Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Monday, November 16, 2015

対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー: スターリニズム脱却による社会主義的民主主義を目指した第二革命がペレストロイカだった!


スターリニズム脱却による社会主義的民主主義を目指した第二革命がペレストロイカだった!2015/11/15
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ゴルビーは、トロツキー以後、フルシチョフに次いで重要なソ連指導者でした。

西側の援助を受ける為にペレストロイカで、ネオリベをソ連に注入し、崩壊させたという陰謀論はここで見事に反証されています。

ソ連を崩壊させる意図は、彼自身には毛頭もなかったのです。

中央集権化と民主主義、市場経済と計画経済の併存は、革命初期の社会主義社会の健全な構造でした。ゴルビーは社民ではなく、あくまで民主主義と矛盾しない真の科学的社会主義の信奉者です。社民はブルジョア思想であり、民主主義的なブルジョア思想です。
ゴルビーは、スターリン的なではなく、民主主義的な科学的社会主義、つまり本来のそれを指して言っています。この両者は混同できません。

ヤナーエフ副大統領らの8月クーデターは、失敗はすれども、ロシア共産党非合法化やペレストロイカ終焉の契機になり、ソ連自体の崩壊を招き、ソ連の民主的再構築によるユーラシア同盟への再編が挫折する結果を生み、結局はスターリニズムがソ連を葬ってしまいました。その後は、ネオリベが猛威をふる世界情勢に堕落してしまいました。

反共人気作家とは異なり、20世紀の社会主義の教訓を、あくまで誠実な社会主義者であるゴルビーはこう正確に総括しています。

ゴルバチョフ:私は民主主義であって、民主主義や社会問題の正しい解決を欠いた社会主義思想はありえないとするところから物事を考えている。社会主義について議論する場合には、この国に存在した社会主義のモデルが破産したのであって、社会主義思想それ自体が破産したのではないという点をはっきり認識すべきだろう。時々、次の様な質問がでる。1917年の十月革命は恐るべき破局だったのだろうか、それともやはり真の革命だったのだろうか?なぜこんな質問が出てくるのか私にはよくわかる。十月革命の歴史的結果は、革命を遂行した人々の期待とは一致しなかったからだ。だが、それらの結果は、真の民衆革命だった十月革命の思想が実践された上での結果ではなかった。スターリン的社会モデルが強制的に導入されての結果だったのである。 (本書72ページ)

ゴルビーは、社民ではないし、ネオリベの注入者でもなかったのです。あくまで、初期の十月革命に忠実に反スターリニズムでソ連を民主化し立て直そうとしたことが本書からも論証されます。

本書は、ソ連末期の事象を理解し、20世紀の社会主義運動を考察する上で必読の書です!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Monday, November 9, 2015

対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー: 川松さんの代表作がついにビデオ化!


川松さんの代表作がついにビデオ化!2015/11/7
私は、川松さんがホラー映画というジャンルに日本で貢献すべく努力されている映画制作者である点でも大切だと思う。

本作は、映画祭で彼と一緒に米国で鑑賞しました。ゾンビメイクはアメリカ人達に好評でしたよ。

物語は、一言で言うとゾンビ退治ということに尽きます。ロメロ以降で、しかもバイオシリーズのゲーム等の影響は誰でも不可避です。

バイオのように、もっと大規模でリメイクするべきですが、日本の氾濫するエログロゾンビのゴミの山と比較しても、川松さんの本作は至極真面目で、まともなホラー映画です。

本作は、全てのホラーファンへの贈り物ですね。

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー: 日本最高の刑事アクション映画がこれ!武田鉄矢のベスト!


日本最高の刑事アクション映画がこれ!武田鉄矢のベスト!2015/11/7
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本作は、日本の刑事映画の最高傑作です! 

武田鉄矢は、静岡県東部で幾つかの名作を残していますし、首都ではなく地方でこれだけの人間味溢れる人情を最重視した刑事アクション映画を制作できたことに心底感激しました。

片山刑事が、博多でソープ嬢にされていた唖の美女久子とともに、スケーブゴートにされ左遷されてきた沼津南警察署で地元のヤクザ共をハンガーヌンチャクで片付ける話ですが、重点が置かれるのは香港とは違い、アクション自体ではなく、久子の自立と救済を重視した点が芸術的に人間的に高評価される大傑作です!

私は、日本の刑事映画ではテレビ屋どもの制作する踊るなんちゃらなどの偽映画ではなく、本作をこそ推薦しますよ!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Friday, November 6, 2015

対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー: 冷戦終結期の生んだ米ソ合作映画の最高傑作!


冷戦終結期の生んだ米ソ合作映画の最高傑作!2015/11/5
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レビュー対象商品: レッドブル [Blu-ray] (Blu-ray)
私は、何よりもシュワ扮するソ連のイワン・ダンコー大尉が、尊厳を持って描写されているのに驚いたし、いわゆる赤の悪魔としてソビエト人がカリカチュア化されていないのに感動しました。一切資本主義に汚染されていないイワン・ダンコー大尉は、理想的な人間像です。

本作は、ソ連より逃亡した極悪人をソ連警察が米国でシカゴ警察と協力して始末する単純な物語ですが、イワン・ダンコー大尉とシカゴ刑事アートのコンビが仲良くなっていく過程が最も面白いです。ここに、冷戦終結のイデオロギーが体現されています。

私の好きなシュワの主演作として他の方々にもお勧めです!チャプターデザインも完璧です!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Wednesday, November 4, 2015

サトウ主義の基礎について:正統マルクス主義の発展?あるいは非マルクス主義としての官僚階級論の試み


サトウ主義の基礎について:正統マルクス主義の発展?あるいは非マルクス主義としての官僚階級論の試み2015/10/25

サトウ主義かマルクス主義か?

本書では、サトウ主義とマルクス主義の差異が官僚階級論という非マルクス主義のサトウイズムの展開によって明確になっています。

佐藤さんは、官僚階級論をマルクスの階級論ではないとして、資本家、地主、労働者、大きくはブルジョアジーとプロレタリアートの大別の外に、独立した階級として官僚を設定しています。サトウ主義にとって支配階級は、官僚階級と資本家、地主階級となります。

その原理は、簡単に言うと、国家という暴力装置を官僚制機構としていますが、佐藤さんはそれをさらに誰の暴力装置というマルクス主義的な問いを立てる事なく、国家=暴力装置=官僚機構=税金の収奪に依り自己保存を計る支配階級自体としている点に本書の全体としてのサトウ主義の階級論が成り立っています。

つまり、マルクス、レーニン、トロツキーらにとっての、官僚制=国家は、全体としてのブルジョアジーという支配階級の階級支配のための暴力装置というマルクス主義の正統の学説ではなく、官僚自体が他のいかなる階級からも、資本主義社会からも独立した天上の支配階級であり且つ、それ自体が暴力装置であるという、階級と装置機構を同一視する観点で官僚階級論として私がレビューで命名したサトウイズムを展開しています。

その論拠は、実は以下の命題に集約されています。以下が本書全体を支えるサトウ主義の基礎的命題です。

サトウ同志:国家がなくても資本主義が回るという事ならば、徴税機能も国家も要りません。しかし、国家の暴力性に裏打ちされていないと、資本主義システムが崩壊することになります。国家には、国家を支える具体的な人間が必要です。それが官僚です。官僚を維持するには、お金が要ります。だから徴税するわけです。(pp.74-75)

佐藤さんは、実はこの命題で、官僚階級論を否定してしまっています。ここでは、まさにブルジョアジーという支配階級による階級的支配を維持する暴力装置としての官僚制という本質と仕組み(その維持費を特定企業だけに供出させず全体としてさせる)を概括しています。実にマルクス主義的命題です。この誰の為の暴力装置かを独立した官僚制自体にする点にこのサトウイズムとしての官僚階級論が成立します。

結論としては、官僚制は支配階級であるブルジョアジーの階級支配の為の暴力装置としての国家であるということがマルクス主義の正統であり、官僚階級論はやはりサトウイズムと言わねばならないことが熟読しての率直な感想です。官僚を独自の階級にすると単に資本主義社会というだけでなく、資本階級が支配するものとしての資本主義国家を理解する妨げになります。だから、マルクスも官僚を階級にはしていません。

本書は、全ての佐藤ファン、そしてマルクス主義の修正主義としてのサトウイズムを理解する為の必読書です!

source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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日本最高の知性副島隆彦の金融・経済予測最新刊: 国賊安倍のウソノミクスは、終わっている!


日本最高の知性副島隆彦の金融・経済予測最新刊: アベノミクスは、終わっている!2015/10/31
日本の株価は8月25日に18,000円を割り込む大暴落を記録した。

その後、株価は不自然な上昇と下落を繰り返している。

株価上昇の牽引役は“5頭のクジラ"たち――GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、共済年金、ゆうちょ銀行、かんぽ生命、日銀ETF。つまり公的資金だ。

著者は前著『官製相場の暴落が始まる』で、政府による市場操縦を厳しく糾弾し、「人為的な株価吊り上げは失敗する」と明言した。

その予言どおり、この8月に株価は大暴落した。

この先、私たちを何が待ち受けているのか?

副島さんはこう本書の神髄を概括している。

副島さん:つまり世の中は、八百長だということだ。

だから私が、安倍晋三首相達、裏で策略を立てて悪い事ばかりしている連中を相場操縦罪(金融商品取引法159条)で逮捕すべきだと主張し続けてきた。

前述したが、日本の株価が2万円になったところで、自民党の政治家達はみんな何億円か(当然上がる株)を、ごくごく秘密で買って儲けを出している。政治家の私設秘書達が売り買いしているのである。

こういうことも世の中では行っては行けない事になっている。が、知っている人はみんな知っている。私はもう腹に据えかねているので、真実を暴露する。

だから、今度の郵便三社の株の売り出しも、同じ様な道を辿る。11月4日の上場後の上場値段の(初値)のあとの動きをじっと見ていなさい。これからの数ヶ月で何が起きるか分かる。一度は値段を吊り上げる。

もし15万円が初値だったら、20万円ぐらいまで吊り上げる。20万円だったら30万円ぐらいまで上がる。そして、それで終わりだろう。その直前で売って逃げるというのが、賢い人のやり方だ。

「もっと上がる、もっと上がるだろう」などと馬鹿な事を考えていると、きっと10万円まで下がるだろう。(pp.126-127)

副島さんは、GPIFの運用と人事をめぐる深刻な内部対立や、HFT(コンピュータによる超高速度取引)の暴走など、隠されたリスクを暴き出し、“空砲"のアベノミクスで経済成長率がマイナスに転じた日本の暗澹たる未来を予告する。

個人資産を防衛するための知恵を満載した1冊である。

本書の巻末に好評の「推奨銘柄リスト」も収録している。

全日本国民の必読書である!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Tuesday, November 3, 2015

全世界市民待望の平和主義の世界宗教としての創価学会の聖人池田大作氏の講演解題!


全世界市民待望の平和主義の世界宗教としての創価学会の聖人池田大作氏の講演解題!2015/11/3
日本最高の知性であり、通称“知の巨人"佐藤さんが、本書では池田SGI会長の思想と言葉の力に迫っています。

ここでの疑問は単純明快です。

なぜ創価学会は世界宗教と成り得たのでしょうか?

佐藤さんからメッセージがアマゾンに届いておりますので、以下ご紹介致します。

佐藤さん:「池田氏にとって、真理は常に具体的だ。平和についても、抽象的な理論ではなく、
いま、ここで平和を実現するために一人ひとりが自らが置かれた状況で何を行うかがたいせつなのである。
そのことが、昨今のいわゆる集団的自衛権、安保関連法案をめぐる議論で問われた。
創価学会と価値観を共有する公明党が頑張らなかったならば、日本が戦争に参加するハードルは著しく低くなってしまった。
現実的に見た場合、公明党が平和を守ったのである。」

本書は、池田SGI会長様によって著名な世界諸大学・学術機関、そして
創価大学で行われた15回分の講演の解説集となっています。

創価学会信者のみならず、全ての平和を愛する国民の必読書です!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビュー: 余暇とは仕事の安息日であり、神への祈りの日である!


 余暇とは仕事の安息日であり、神への祈りの日である!2015/11/3
本書は、余暇の意義を正確に概括しています。余暇とは労働の安息日であり、日常の労働の疲労を回復し、仕事の意義や意味を再現する創造的な時間であると説いています。

また、神への祈りとしての祝祭の意味も有しています。

本書は、全ての労働者の必読書!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビューより: 朝になると体が動かないですか?


朝になると体が動かないですか?2015/11/3
本書で、著者は現在急増中の出社拒否症の実例を中心に、現代ネオリベ社会とその歪な組織論のメカニズムと問題点、対応策を披瀝してくれています。

まさに、戦闘的サラリーマン達の必読書です!

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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対米従属論の権威中西良太氏のAmazonレビューより: 新宿闇社会の住民達の生態を活写した名作!


新宿闇社会の住民達の生態を活写した名作!2015/11/1
レビュー対象商品: 新宿スワン [Blu-ray] (Blu-ray)
本作は、一切行政側を映像においても完全に排除して闇社会を描いている点も意識的です。

綾野扮するスカウトマンは、人間の良心を最大限体現しているのに対し、山田孝之さん扮する南秀吉はおそらく本作で最も人間的な弱さや暴力性を山田さんの魅力が最も発揮される汚れ役である点で最も私が好きなキャラです。ちょい役の森田彩華さんもいいですね!山田孝之さんとの共演ももっとみたかったです。

本作では、スカウトされて幸せに送る風俗嬢生活と善意のひも的なスカウトマン生活や新宿社会の仁義という粉飾と、ブラック企業としての風俗業、人身販売という搾取と女性蔑視の暴力形態の実相が混淆して描写されている点に留意が要るし、ドラッグ売買やシャブ漬けという前者と相互補完的な闇社会の交換関係が典型的に描かれています。

本作は、道徳と反道徳の両面を混淆したある意味リアルな作品になっているが、ラストはないのにも驚きました。淡々と綾野演じる主人公は、スカウトマン生活を闇社会で継続していくのです。

21世紀の現在にはもはや、三十郎やシェーンのような映画のヒーローはいないのですね。

構成や社会的影響への考慮配慮という点から見ると本作は、かなりの業界への貢献といえる立派な映画作品です。

本作は、風俗業に関する楽観主義的な価値観が終始存在していますが、全体として暴力的本質を堅実に包摂する形で闇社会を否定しているので、誰でも楽しみながら鑑賞できます。

Source: 中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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