東京ブラックアウトという原題が示す通り、若杉氏などの愛国的官僚層への影響も大きい名作:邦画で対米独立を描写した大傑作が本作です!, 2015/6/21
若杉氏の小説と原題が、英語上同名の本作(Tokyo Blackout)では、なんと映画で初めて日米合同委員会が描かれ、物体Oの軍事的対処や調査で米軍が出動しますが全て失敗し、米国は調査結果を軍事転用の為に独占を図ります。連合国による日本の信託統治の謀略が始まる中、ソ連の侵略も迫った日本は、東京に家族を残す電機技術者の朝倉(渡瀬恒彦)らを先陣に連合国に依存せず、元民主党幹事長らも物体Oに日本人自身の手で自主独立で挑む事を決意する姿は対米独立の精神そのものです。日本でここまで描けたというが驚愕です!
しかも、創作面では物体Oにより孤立させられた被害者達の奮闘ではなく、遮断された被害者達を救う周囲の人間達を描いている点は秀逸です。また、ここでは、個人主義のジョン・ウェイン的なヒーローは一人も出ません。しかし、結局失敗した朝倉に代わり、TVレポーターのまり子(名取裕子)らが引き継ぎ雲に風穴を開けるラストは、社会運動の最重要の連帯連携の原則を体現し、朝倉のような正しい試みは誰かに継続されて最後に直接間接に成功するという展開も非凡です。
ゴジラやガメラではなく、本作こそは、全日本国民必見の作品です! ハリウッド映画でも著名の巨匠モーリス・ジャールの音楽も素敵です!
しかも、創作面では物体Oにより孤立させられた被害者達の奮闘ではなく、遮断された被害者達を救う周囲の人間達を描いている点は秀逸です。また、ここでは、個人主義のジョン・ウェイン的なヒーローは一人も出ません。しかし、結局失敗した朝倉に代わり、TVレポーターのまり子(名取裕子)らが引き継ぎ雲に風穴を開けるラストは、社会運動の最重要の連帯連携の原則を体現し、朝倉のような正しい試みは誰かに継続されて最後に直接間接に成功するという展開も非凡です。
ゴジラやガメラではなく、本作こそは、全日本国民必見の作品です! ハリウッド映画でも著名の巨匠モーリス・ジャールの音楽も素敵です!
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