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Saturday, November 29, 2014


帰ってきた亀井さんがいいたいことを全てぶちまけた好著:安倍から日本を取り戻す!2014/11/29
亀井さんは、一気呵成に書き上げられた本書で消費税増税にも反対しているし、TPPに反対し、原発にも反対し、ネオリベラリズムにも反対し、アベノミクス(日本円、日本株の外資への叩き売り)にも反対し、米軍基地にも反対し、従米安倍政権自体にも勿論明確に反対している。とにかく、亀井さんは、日本の六大問題(憲法、TPP、原発、基地、増税、格差)において、主権者国民側に立っておられるので信頼できる政治家なのは、本書を熟読した読者ならば明白です。亀井さんは、数少ない理念ある良い日本の政治家の一人です。

本書は、全日本国民必読の書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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国賊シャーの身柄引き渡しを要求したイランの学生たちこそ愛国者!2014/11/28
私は、感激して本書の原書を読み上げたが、ここで描かれている学生達は、NEDが策謀したひまわり運動や傘革命などの偽大衆運動の職業学生アイドルどもとは違い、真にイランの歴史上最大の主権侵害であるモサデク政権転覆に対する憤怒、激情に歴史的に突き動かされている!凄い!!CIA相手によくあそこまで闘い抜いたと思う。イランの学生達の本物の学生運動の姿がここにある。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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 ホメイニ師は、モサデクの怨念を晴らした!2014/11/28
ホメイニ師と彼の政府メンバーは、CIAに潰されたモサデク政権の系譜にある人物達です。まず、彼らがイラン革命に成功し対米独立を達成した点は高く評価されるべきです。それから、イラン・コントラ事件でも武器売買や人質交渉でも米国相手に上手く交渉し、相手を陥れたのもホメイニ師側であり、外交上の勝利でした。私は、世界イスラム革命などという画策が彼の目的だったという陰謀論には組しません。しかし、イラン好きの私としてはイランが政教一致の非民主国家になっているのは残念だと思います。

本書は、ホメイニ師指導下のイランの政争を知る上では日本語文献としては最良の書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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 ISIS: The Latest Imperialist Puppet in Iraq and Syria (Japanese Review)2014/11/27
ISIS(a.k.a. IS)を、創作し操作しているのは米国国務省であり、彼らを訓練し、武器供与を続けている実態を隠蔽して、ISISという悪い怪物とそれをやっつけるジェダイとしての米帝国主義侵略軍を描写するのはもうやめるべきだ。真実はもう暴露されている。

This book should not be recommended to Japanese readers.

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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 原発でもなく、火力でもなく、フリー・エネルギーを!2014/11/26
ニコラ・テスラだけでなく、欧米のフリー・エネルギー研究者たちはロックフェラー家の石油支配体制の為に消されてきた。J・P・モルガン、ポール・ウォーバーグ、ロックフェラーら民間銀行家が米国政府を支配する装置である民営である米連銀を創った。彼らは、1917年から違憲である新所得税を開始して今も米国を支配し、コーポラティズム=ファシズムの世界統一政府を目指しているというのが基本的見解である。ところで、米国に限らず、所得税が違憲であるという議論は、日本では一切検討されていないのは不思議である。

単に反石油支配体制のためのオバカな反反原発に陥る事なく、反原発(原発も冷却装置で枯渇燃料を浪費する)も堅持して、フリー・エネルギーという主張を繰り広げる意義はある。

本書は、中丸ファン必読の書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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フルフォード・ファン必読の書2014/11/26
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本書でもとり上げられる基本的にイルミナティ、P2ロッジ、サタン、ルシファー、闇の勢力、アシュケナジー、ニムロデ、フリーメーソン、スカル・アンド・ボーンズ、サバタイ、フリーメーソンとかの宗教的なこの手の陰謀論系の名称も、氏の造語であるサバタイ派マフィアもCIAの文書にもでて来ないし、謀略説を科学的に論証する米国のアカデミックな研究書ではでてこない(ただし、マフィアという呼称はでてくる)。それらのタームを使った時点でうさん臭くなるからである。宗教的な秘密結社が実在するならば、本当に現実のオペレーションでどう機能しているかの立証は不可欠である。さもないと、いつまでも陰謀論というレッテルが付きまとうし、長くはもたない。権力者共同謀議論の母国アメリカの論客達は、正にこの点に細心の注意を払っている。注釈だけでも三分の一は行くが、それが実証的な論文の文体である。ちなみに、本当の国際的な謀略機関は、例えばかのアラブの春、ウクライナ危機、ひまわり運動、傘革命などを策謀したNEDという現実の組織である。本書では、ISに関するフルフォードさんの分析が興味深いです。

フルフォードさん:イギリスの情報(要出典)によると、ISISの衛星通信はすべてエルサレムを経由しているのだそうです。さらに、ISISの使っている無人航空機(通称ドローン)は、アリゾナ州ハッチワーカー基地から飛んできています。トルコには、アメリカのジェームズ・タウン財団が資金を出し、CIAが訓練を行っている中東のゲリラ組織の軍事教練施設があります。アメリカの敵であるテロリストを、アメリカが養成している。彼らイスラム過激派とイスラエルとアメリカは一体なのです。(本書、P.263)

国務省が動いているところでは、CIAやその他17もある米国の表向きの諜報機関も当然動いているので、両者の反目説は我々からするとあまり意味がないし、上述の様にイスラム国も、コントラ、アルカイダ、グラウディオ作戦時のネオナチ、スボボダ同様に米国の創作であることはもはや明白である。

また、本書でも東日本大震災が地震兵器/気候兵器による説、原発事故自体が米帝の工作によるという説が何処までエビデンスに基づくものなのか、真剣に検証するためには、第三者的な参考資料やその的確な注釈による明示も必須である。

しかしフルフォードさんは、これまでの大事件を大抵まず謀略として解釈検討するのが、我々が一面的にならないで、その可能性を念頭において慎重に社会諸問題を考察する助力をしてくれている点は有益であり、高く評価されるべきです。

本書はフルフォード・ファン必読の書です。

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二つ、三つさらにもっと多くのベトナムを!2014/11/26
ゲバラが本書で諸処提示している思想は、正に今の対米独立闘争の思想と符号するものですし、米帝による対中包囲網を既に彼が鋭く分析し、見事に言い当てています。又、原爆投下に就いて彼は日本敗戦当時正直狂喜したそうですが、その後に反核へシフトし、広島を訪問し、日本の対米従属(Slavish Obedience to the U.S.)を批判しています。彼の思想は、スターリン主義とは対局です。

本書は全ての民主勢力必読の書です。

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最低最悪のCIA工作員の自画自賛からみるディープ・ステイトの醜悪!2014/11/26
フェリス・I. ロドリゲスは、かの南米の最も偉大な革命家チェを嬉々として処刑したCIA工作員で、後のイラン・コントラ事件で遂に工作員としての命運が尽きる事になったのです。この悪党の自伝から見えてくるのは、トルコの政治用語であるディープ・ステイト(国家内国家)という所謂影の政府です。彼は、それが明るみに成ったイラン・コントラ事件で、イランに対し勝手に武器売却と、テロ集団コントラへの資金援助を行った汚職軍人オリバー・ノースの指揮系統にありました。正に読んでいて不愉快な奴ですが、ここで表出されているのはCIAの秘密工作や、かの組織の非礼な工作員達の冷徹な印象そのものです。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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カジノは金権政治社会ではどうなるか?2014/11/24
本書は、自民や生活の党などが推進しているカジノ政策が、地域創生などになるのか真剣に考察している人たちの必読書です。苫米地さんの新著を熟読して行きながら、カジノの経済効果を検証し、金権政治社会の腐敗の構造の中で、さらなる社会的退廃を地域にもたらすのか、それともカジノ産業の雇用効果が微々たるものなのかなど、ラスべガスだけでなく、マカオをモデルに、カジノ社会の日本に於けるその産業構造と可能性に就いて考える機会にしたいです。

本書は日本でのネオリベラルなカジノ政策問題を考察する上で最良の書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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 ウクライナ危機だけでなく、台湾のひまわり運動と香港の傘革命も、国務省の策謀だった!2014/11/24
私は、本作で遂に念願のフルフォードさんとの対話を実現できました!大感激です!!本作では、台湾のひまわり運動は、基本的に香港の傘革命を策謀しているランド研究所、アメリカ国務省と、その全米民主主義基金 (NED)、そしてその下部組織、全米民主国際研究所(NDI)などと現地の大手メディアの一大コラボによる大衆操作でしたと語れました。

香港ほど露骨に暴露はされていないひまわり運動は、王金平国会議長と馬英九の間の権力闘争を軸に、職業学生たちを操作して一大イベントとして、ワシントンで同時進行中のThe Taiwan-US “Trade and Investment Framework Agreement” (TIFA)の協議を大衆の抗議なしに円滑に進行させ, さらにサービス協定、両岸FTAであるECFAへの台湾人の反中抗議を利用して、TPPをアメリカ在台協会が先陣を切って、大々的に喧伝していたことはこの一大イベントの本質を物語っています。ひまわり運動は、アラブの春や傘革命と同じく、ネオリベラルな政策を結果として招くものです。それは、アラブの春が起きた後の国々が破綻状態でかの悪名高いIMFの支援なしには立ち行かぬ状況になっているのをみれば明白です。よりネオリベラルな政策を結果として招く為のTIFA、TPPのプロパガンダとしてのひまわり運動というのが正体でした。

さらにそれら御用のデモ組織群は、国務省にとっては現地に置ける政府を脅迫するための大衆抗議活動の装置として機能してゆくのであり、その頭目達は大手メディアにより一夜にしてスーパーアイドルです。しかし、本当の被害者たちは真にそれらが革命であると信じきった誠実な抗議活動家たちですし、主として逮捕された現地の無名の学生達です。国務省の手が込んでいるのは、操作される民衆たちは、本当に革命に参加していると死ぬまで思い込んでしまう事です。

私は、こういう現地の政治的実相をフルフォードさんにご理解頂き、本当に有り難かったです。ワンダーさんにも感謝!

本作は、素敵なドキュメンタリーです。これからは、もっと本格的に映画の体裁で行けたらいいですね。

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う~ん、チャックによるランボーがこれ!2014/11/24
レビュー対象商品: 地獄のヒーロー [Blu-ray] (Blu-ray)
私は、共和党支持者としてのチャックは支持しないが、映画俳優としては支持する。本作は、冒頭で既に戦争未帰還者の奪還の任務にあるブラドックが、敵側トップにもろに知れ渡る空港のシーンで始まり、現実ではこれだけで、ブラドックは秘密作戦に全く使えなくなる道理である。本作は、基本的に米国に依る反ナム映画である。初見なのは、チャックが突如として河川の中から機関銃を連発するシーンで、こういう手もあるのかと感心した。ブルースが、机の下や階段の下から銃撃して貫通させて敵に被弾させるラフなやり方と共通するものがあった。本作の欠点は、チャック以外にスター、名優がいないことでもある。本作は、チャックのベスト作ではないと断言できる。

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 映画の現場の心温まるお話2014/11/22
私は、舞台挨拶で鑑賞しました。初めてボブこと福本清三を見ました。映画は以前のスタジオシステムと、今のテレビの制作体制の混合になっており、そのまま今の現場という訳ではありません。この映画は、批判されるベキ存在が一切でてきません。結局みんないい人たちで映画、ドラマができているという完全に体制側の為の、しかも映画制作サイドのためのプロパガンダの典型です。こういうやり方は成功しますが、独立映画制作の本領はあくまで体制がやらないことをやり、体制の不正を批判するメディア、ジャーナリズムの本来の社会的責務と一致するものです。

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 陰謀論ではない!米帝が全ての元凶!!これこそ正に事実!!2014/11/22
タイトル通りの内容で、結論がそのままタイトルに要約されていて首尾一貫しています。

東アジア諸国だけでなく、中東も、ウクライナ情勢も元凶は米帝国主義です。慰安婦問題も、例えば、そのプロパガンダの主力は韓国系アメリカ人コミュニティーの遠隔ナショナリズムであり、連中の創作です。アジアを分化することが、欧米帝国主義諸国の最大の利害に一致します。

もう欧米礼拝は止めて、欧米帝国主義勢力をアジアから本当に駆逐する時です。日本の対米独立がその第一歩です。

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ウクライナ危機も、イスラム国も米帝の創作である!2014/11/22
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本書は、陰謀論ではなく、外交のプロに依るウクライナ情勢などの分析が鋭利である。ウクライナ危機は、そもそも2014年2月に、アメリカがスボボダなどのグラウディオ作戦期から蓄積したNATOに於けるネオナチ傭兵集団を、ウクライナの反政府勢力という役柄で操作して、大統領府を占領し、親露派のヤヌコビッチ政権を転覆したことに端を発しているし、それがロシアの介入を招いたし、マレーシア航空機撃墜という親露派対策の工作をも招いたのである。大本の対立は、ウクライナがEU加盟の是非であり、ロシア系住民の多い親露派の東部に基盤を置くヤヌコビッチ政権がその調印準備を凍結したことが、アメリカと欧州帝国主義の露骨な謀略を招いたのである。ちなみに、全米民主主義基金 (NED)はこのウクライナ危機だけでなく、アラブの春、ひまわり運動、傘革命でも暗躍しています。馬渕さんの以下のテーゼは、この全米民主主義基金 (NED)が率先して組織している偽善的な平和的デモ運動のとんでもない正体を見破る上で重要な命題です。しかも、ひまわり運動でも、傘革命でも同様の瓜二つの現象が確認できます。

馬渕さん:(中略)2010年になって突然チェニジアを皮切りに「アラブの春」と呼ばれる「民主主義運動」が発生します。しかし、私には、土着的な住民運動のようには思えないのです。やはり、これらの運動を主導したのはアメリカを中心とする国際的なNGOでした。デモには自然発生的に人は集まりません。誰かが煽動し、人々を動員する必要があります。これには経費がかかるのです。私のキエフ在勤中も国内政治勢力間の紛争が絶えず、頻繁にデモや集会が行われていました。デモに参加すればお金や食事が支給されるといわれていました。独立広場で行われた大集会では、巨大なステージが作られ、歌や踊りの前座で賑やかでした。これらには、相当な資金が必要です。「アラブの春」のデモや集会にも資金が必要だったはずです。誰がこの資金を手当てしたのでしょうか?このように分析してゆかないと、「アラブの春」の真相は決して見えて来ないでしょう。現在のシリア内戦も同じ流れだと思います。(本書、P.91) 

イスラム国にしても、それを操るのは対米従属国のスンニ派であるサウジアラビアであり、間接的に米国製の武器がイスラム国に供与されている。アルカイダがイスラム国を破門にしようとも、アルカイダもイスラム国もCIAの傭兵集団に過ぎない。イスラム国は、対米隷属のマリキ政権にリプレイスしただけで、それは彼らの正体を隠蔽しその真の役割を演じさせていく為の契機に過ぎない。我々は、もう連中の劇場型の政治的芝居に騙されなくなっている。

本書は、ウクライナ情勢、イスラム国の創作者である米帝の一貫した紋切り型の謀略の手口を暴露しています。もう連中の創作した政治劇に騙されるのにはうんざりです。 

本書は全日本国民必読の良書です!

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This is the best book in social science category!2014/11/22
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Mr. Peter Dale Scott is one of my favorite US scholars in political science. Although CIA tagged him as a ''conspiracy theorist'', his academic and insightful research prove that his most statements are based on rigid and genuine sources from various authoritative entities. You can see the footnotes, and compare them with true sly conspiracy theorists in Japan! We have to study what the political science is from this Prof.Peter Dale Scott's new book. You should remember that the term ''conspiracy theorist'' is a label against true anti-establishment thinkers and scientists.

P.S. I'll refer to the contents lately after I reread the book in details.

Thank you ever so much, Mr. Scott for your great efforts for global democratic movements! Please keep up your good work!

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対米従属を脱するトルコの偉大な独立闘争を描いた傑作!最優秀の中東映画はこれ!2014/11/21
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本作は、10年程前のトルコ映画であり、なんと2ヶ月間で600万人ものトルコ人が鑑賞し、イスラム圏全体で1億人以上が観ている。

舞台はイラクで、かの悪名高いCIAが例に依って民間アドバイザー名目でイラク入りし、如何にスンニ派(ムハンマドの後継は血統でなくていい派)とシーア派(ムハンマドの後継は、血統でなくては駄目派)を分化しつつ、イスラム世界に有害極まりない事をしているかを描いた映画です。対米独立版ランボーとして私のお気に入りの映画です。

本作を鑑賞すれば、イスラム圏の欧米観が理解できます。

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 エボラ出血熱歓迎本:白人支配層に依る恐るべき人口調整の欲望2014/11/21
私も他の読者の方達も、一言でこの西側の大ベストセラー小説を概括できます。つまり、発展途上国で急増中の人口はエボラ出血熱などの感染症で調整するしか仕方がないという恐るべきナチ的な思想です。本書は、見事に白人支配階級の欲望を表出していると言えます。

本書は、西側の支配階級の思想、本音を知る上で必読の書です。

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スンニ派のイスラム国の現在の名称はISISではなく、ISです!2014/11/20
まず、イスラムはシーア派(ムハンマドの後継を血統とする)とスンニ派(ムハンマドの後継を教義に忠実に慣習を墨守することで選別する)に分岐し、中東がイラン、シリア、イラクを始めとするシーア派国と、サウジアラビアを始めとするスンニ派国に分かれて対立している構図が分からないと読み取れないので、国際情勢は民族と宗教問題への歴史的認識が読み解く鍵であると分かります。

イスラム国は、国家ではなく、スンニ派の世界イスラム革命を目指す過激派集団で、まずシリアで反アサドを装って、自由シリア軍に勢力拡大を目的に加勢し、加入戦術でその謀略を計りましたが、シリアのアサド政権が堅実なので、ある程度勢力拡大した後に弱いイラクに凱旋し、対米従属政権であるマリキ政権を崩壊させ、スンニ派の支持を得て、サウジの豊富な資金と米軍の武器だけでなく、イラクの油田も押さえた彼らは、その残虐性のためにアルカイダからも破門されています。彼らの勢力は、イラク油田掌握で堅調なのです。彼らの目的は国家ではなく、カリフによる地上での独裁制です。

恐ろしい集団を作ったのは何処の国なのでしょうか? 本誌からも察せます。

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21世紀は新帝国主義の時代である!2014/11/19
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まずこの10分で読む未来 キーワードで即理解シリーズですが、現実の書店の立ち読みで10分で読了できるという訳ではなく、あくまで各トピックにおいて10分程度で内容を理解できるというものです。

本書で佐藤さんが扱っている話題は、どれも東アジア情勢を正に主軸にしています。例えば、中国封じ込め政策ではなく、ソフトパワーによる平和的な相互安全保障体制、日米中の帝国主義に対峙しなくてはならぬ沖縄独立論の是非、TPPのようなネオリベラルなブロック経済体、ウクライナ情勢にみるロシアと欧米帝国主義の対立などどれも新帝国主義を読み解く重要テーマです。

私が本書で感銘を受けた箇所は、オリバー・ストーン監督によって映画化されるスノーデン事件に関しての分析メモです。スノーデンも自身で否認していますが、佐藤さんは、彼が中国のスパイではないと分析し、どういう人物が諜報機関に不向きかを結論づける形でスノーデンを評価されている箇所です。

佐藤さん:スノーデンに関しては、香港に立ち寄ったから背後で中国が意図を引いているんじゃないかと一部の人がいっていますが、それはないです。もし中国が意図を引いているんだったら、こんな重要なアメリカの機密にアクセスできる人間を表に出したりしません。表に出した瞬間に使えなくなりますからね。この件は、スノーデンの正義感から起きている。だから面倒くさいんです。そういうことを考えて、インテリジェンスの世界では、極端に正義感の強い人というのは採らないんです。(P.182)

正に的確に諜報の世界を捉えられている分析箇所であり、尚かつ佐藤さんのスノーデンへの優しさ、人情も籠った論説です。

本書は佐藤ファン必読の書です。

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外務省の分析メモという文体は新鮮!2014/11/19
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本書は、あくまで10分の立ち読みで読了できるものではなく、あくまで各トピックから10分ほどで情報のエッセンスを読み取れるというものです。本書の分析メモで私が全体の展望として最重要のテーゼだと思ったのは佐藤さんの以下の分析箇所です。

佐藤さん:ロシア、中国、イランなどは、「戦争には、必ず勝者と敗者がある」という前提で、「勝者には戦利品を獲得する権利がある」という古典的戦争観に基づいて外交政策を遂行している。これに対して、米国、EU、イスラエルは、国内的コストを考えると、なかなか戦争という手段に訴えることができないため、外交への依存度が高くなる。その結果、ロシア、中国、イランが、「欧米が強硬な警告を発してもそれは口先だけで、戦争に訴える腹はない」と認識するようになった。従って、今後しばらくの間、戦争に訴える覚悟をした諸国が国際政治に於いて実力以上の影響力を行使することになるであろう。(PP.192-3)

この分析の前提は、以上に挙げられ二分されている諸外国は基本的に帝国主義的であるということであり、佐藤さんが分析されているのはその帝国主義諸国、潜在的覇権国家の二つの傾向です。

戦争の予兆(佐藤さんは大戦前夜ともいう)に関して、佐藤さんは冷静な分析をされており、集団的自衛権の解釈改憲騒動でも、安保法制なしに直ちに有効となるわけではないと諭しておられます。ただし、今年末の衆議院解散総選挙でねじれなしに安倍自民党が勝利すれば来年の国会でその戦争推進政策である集団的自衛権行使を実際的に可能にする安保法制が成立します。戦争の兆しは、日本でも戦争が高い蓋然性で近未来に起こりうることを示しています。

本書は佐藤ファン必読の書です。

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人気政治コメンテーターと日本の最も優秀な元諜報員の初の共著!2014/11/19
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News: 本年11月27日付けで本書は、ネット書店の取り扱う全書籍中、堂々の第一位に輝きました!佐藤さん、池上さんおめでとうございます!
 
この新書は、体制側の人気政治コメンテーターの池上 彰氏と見事なバランス感覚で体制、反体制側を横断して活躍中の佐藤さんの初の共著ということです。まず私が感激した集団的自衛権騒動に関して冷静な佐藤さんの鋭利な論考を引用します。

佐藤さん:…かつて政府が行ったインド洋での石油供給、イラクへの自衛隊派遣も、日本が個別的自衛権で説明しても、それは国内的説明に過ぎず、国際法的には集団的自衛権の行使と解釈するのが通常でした。今回の閣議決定は、その縛りを従来よりもきつくしてしまったことになります。閣議決定について、公明新聞(2014年7月2日付け)は、安倍総理が山口那津男公明代表に「個別的、集団的かを問わず、自衛の為の武力行使は禁じられていないという考え方や、国連の集団安全保障措置など国際法上合法的な措置に憲法上の制約は及ばないという考え方を採用しない」と明言したと書いています。これは公明党が従来の枠組みを超えて、自衛隊が海外に出動できない様にねじを締めた、という勝利宣言です。この二つのポイントは、外交のプロでないと分からない、しかし肝要の問題なのです。(本書、PP.20-21)

以上の論述は、日本の外務省が以前まで自衛隊の海外出動を対外的には密かに集団的自衛権の行使として説明してきたことを論証しています。また、解釈改憲は立憲主義を破壊したナチの手口ですが、公明党が安倍の以上に引用した確約をとっており、しかも集団的自衛権行使の為の安保法制がなければ、集団的自衛権をそれと明記して行使できず、また逆にその法制自体が集団的自衛権をこれまでよりも行使困難にするという分析がなされており、とても勉強になりました。

さらに目玉は、佐藤さんが提示される尖閣諸島問題の解決法です。棚上げ論という形式に拘泥せずに、外交の舞台では実行支配している側が領土問題を承認するのは稀有であり、世界を見渡してもかの北方領土問題ぐらいであるというプロの常識を示しています。佐藤さんは、中国共産党政府が尖閣諸島を台湾省に位置づけていることを逆手にとり、日本を連邦制にして、沖縄州を設置して高度な地方自治をもたせ、主権問題は中央があくまで処理するが肝心の漁業問題などでローカル政府に外交権を付与して、相互に地方政府が交渉していく体制をとり決定的な対立を回避する体制作りという今の体制側にも受け入れられやすい形で解決法を提示されています。棚上げという文句に拘泥しても、尖閣諸島の解決には直結しません。棚上げの目的を日本に有利に今の政府に受け入れやすい形で具体化するのが、ローカル政府同士相互に交渉していく体制を作ることであり、さらに実務的です。私は佐藤さんに賛成です。

佐藤さん:…私は、尖閣問題を軟着陸させるウルトラCのシナリオはあると思います。日本が連邦制を敷くのです。そして沖縄を、名前は「琉球州」でも「沖縄州」でもいいから、一つの連邦構成主体にする。そこに外交権を一部付与して、交渉権を持たせるのです。(P.191)

では、その根拠はいかなる分析によるのか?佐藤さんは、中国が尖閣を台湾省の一部に位置づけているという弱点を利用することであると主張されています。さすが日本で最優秀の諜報員であった佐藤さんです。

佐藤さん:いずれにしても、中国は、尖閣諸島は台湾省の一部としているのだから、漁船同士が衝突を起こしそうだという問題は、那覇の政府と台北の政府の管掌になる。(PP.191-2)

このように、尖閣諸島問題をローカライズして、緊張や衝突の度合いを極少化していくことは、棚上げ論の形式の承認だけに思考停止するよりも遥かに棚上げ論の主旨を実現できるのです。すなわち、ローカル政府で話し合う仕組みに対立を限定してしまうのです。日本政府は逆に中国政府をこの枠組みに取り込むことは外交上の良策であり、新しい積極的な戦略と言えます。 

私は、諜報のプロとしての佐藤さんを崇敬しておりますので、一般的なニュースの話題などのヒュミント(HUMINT; human intelligence;人間やメディアを媒体とした諜報)を通して、具体的に諜報術を伝授してくださっている本書を推薦致します。(ちなみに、SIGINT;signals intelligence;通信、各種信号を媒体とした諜報は、ここでも佐藤さんの対象外です。それは、例えばスノーデンの専門分野です)

以下は、担当編集者さんから読者の皆様へのお言葉です。

「池上彰さんと佐藤優さんは、互いに尊敬しあう関係。この度、文春新書1000点突破の記念企画として初の共著が実現しました。このところの世界情勢の急変は、日々のニュースを追うだけでは理解できません。事件の背後に迫る本物のインテリジェンス、ビジネスにも応用できるプロの情報術を、最強コンビの二人が惜しみなく伝授します!」

本書は、佐藤ファン及び池上ファン必読の書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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Wednesday, November 19, 2014


21世紀は新帝国主義の時代である!2014/11/19
まずこの10分で読む未来 キーワードで即理解シリーズですが、現実の書店の立ち読みで10分読了できるという訳ではなく、あくまで各トピックにおいて10分程度で内容を理解できるというものです。

本書で佐藤さんが扱っている話題は、どれも東アジア情勢を正に主軸にしていますので、中国封じ込め政策ではなく、ソフトパワーによる平和的な相互安全保障体制、日米中の帝国主義に対峙しなくてはならぬ沖縄独立論の是非、TPPのようなネオリベラルなブロック経済体、ウクライナ情勢にみるロシアと欧米帝国主義の対立などどれも新帝国主義を読み解く重要テーマです。

本書は佐藤ファン必読の書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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外務省の分析メモという文体は新鮮!2014/11/19
本書は、あくまで10分の立ち読みで読了できるものではなく、あくまで各トピックから10分ほどで情報のエッセンスを読み取れるというものです。

戦争の予兆に関して、佐藤さんは冷静な分析をされており、集団的自衛権の解釈改憲騒動でも、安保法制なしに直ちに有効となるわけではないと諭しておられます。ただし、今年末の衆議院解散総選挙でねじれなしに安倍自民党が勝利すれば来年の国会でその戦争推進政策である集団的自衛権行使を実際的に可能にする安保法制が成立します。戦争の兆しは、日本でも高い蓋然性で近未来に起こりうることを示しています。

本書は佐藤ファン必読の書です。

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人気政治コメンテーターと日本の最も優秀な元諜報員の初の共著!2014/11/19
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この新書は、体制側の人気政治コメンテーターの池上 彰氏と見事なバランス感覚で体制、反体制側を横断して活躍中の佐藤さんの初の共著ということです。まず私が感激した集団的自衛権騒動に関して冷静な佐藤さんの鋭利な論考を引用します。

佐藤さん:…かつて政府が行ったインド洋での石油供給、イラクへの自衛隊派遣も、日本が個別的自衛権で説明しても、それは国内的説明に過ぎず、国際法的には集団的自衛権の行使と解釈するのが通常でした。今回の閣議決定は、その縛りを従来よりもきつくしてしまったことになります。閣議決定について、公明新聞(2014年7月2日付け)は、安倍総理が山口那津男公明代表に「個別的、集団的かを問わず、自衛の為の武力行使は禁じられていないという考え方や、国連の集団安全保障措置など国際法上合法的な措置に憲法上の制約は及ばないという考え方を採用しない」と明言したと書いています。これは公明党が従来の枠組みを超えて、自衛隊が海外に出動できない様にねじを締めた、という勝利宣言です。この二つのポイントは、外交のプロでないと分からない、しかし肝要の問題なのです。(本書、PP.20-21)

以上の論述は、日本の外務省が以前まで自衛隊の海外出動を対外的には密かに集団的自衛権の行使として説明してきたことを論証しています。また、解釈改憲は立憲主義を破壊したナチの手口ですが、公明党が安倍の以上に引用した確約をとっており、しかも集団的自衛権行使の為の安保法制がなければ、集団的自衛権をそれと明記して行使できず、また逆にその法制自体が集団的自衛権をこれまでよりも行使困難にするという分析がなされており、とても勉強になりました。

私は、諜報のプロとしての佐藤さんを崇敬しておりますので、一般的なニュースの話題などのヒュミント(HUMINT; human intelligence;人間やメディアを媒体とした諜報)を通して、具体的に諜報術を伝授してくださっている本書を推薦致します。(ちなみに、SIGINT;signals intelligence;通信、各種信号を媒体とした諜報は、ここでも佐藤さんの対象外です。それは、例えばスノーデンの専門分野です)

以下は、担当編集者さんから読者の皆様へのお言葉です。

「池上彰さんと佐藤優さんは、互いに尊敬しあう関係。この度、文春新書1000点突破の記念企画として初の共著が実現しました。このところの世界情勢の急変は、日々のニュースを追うだけでは理解できません。事件の背後に迫る本物のインテリジェンス、ビジネスにも応用できるプロの情報術を、最強コンビの二人が惜しみなく伝授します!」

本書は、佐藤ファン及び池上ファン必読の書です。

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権力者共同謀議論の名手お二人による対談:この素敵なドキュメンタリーの出版を待望してました!2014/11/19
親愛なるワンダーさんによる評者待望のドキュメンタリーのDVD化です。早くも、在庫の残りが寡少ですね。
内容に関して言うと、フルフォードさんの造語であるサバタイ派マフィアを、輿水さんがユダヤ・マフィアという呼称を妥当として意見を述べている点は、どちらも現実的なタームとしては制約があるし、9.11での発ガン帰還者達の論議では、双方さらに真っ向からご意見が分かれていました。フルフォードさんは、アスベストが原因とし、輿水さんは小型核弾頭だと主張されています。私は、9.11自体が半年以上も前に米軍によってアフガン戦まで作戦計画が練られていたことや、故アラン・ルッソ監督の証言があり、謀略説を事実として認定します。Fulfordさんは、さらに「ISIS」をアイシスと正確に読んでいました。それは、和訳のイシス(エジプト神話の女神)を指します。まあ、SF的な話題(地震兵器、天候兵器など)は陰謀論、フィクションとして分類されるものもありますが、反安倍政権、対米隷属批判や米帝国主義の謀略説には説得力、勇気、一定の社会的必要性と価値が伴っています。私がこのお二人を支持するのはそのためです。

この素晴らしいドキュメンタリーは、内容があり鑑賞していて飽きがきません。ちなみに、このパッケージの目を大きく見開いているフルフォードさんが見ているのは私です。

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強欲資本家どもによる自己責任論の虚偽を暴いた好著!2014/11/17
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この本書で取り扱われている自己責任論は、第一に資本階級の労働者階級に対する昨今流行しているあらゆる企業側の違法労務管理を正当化する詭弁であり、それ自体人権侵害である。第二に、これは安倍を始めとするネオリベラルな自民党政権が流布しているブルジョアジーによる労働者階級に対する洗脳である。自民党改憲草案から総じて、自己責任論は、社会福祉を削減する為の方便でもある。私は、違法労務管理を発見次第即時厳重に摘発してきた立場、労働者階級の為の人権擁護の立場から、以下の箇所から極めて感銘を受けた。

宇都宮さん:私が労基法の罰則強化を検討すべきだと考えるのは、ひとつには、業者というものが一般に民事で訴えられてもさほど困った顔をしない一方で、刑事で訴えられると極度に嫌がる傾向があるからです。(P.165)

現実の日本の労働者階級が違法労務管理において最も、そして唯一効果的で頼りになる法規は労基法であり、その刑事罰強化と労基署監督官の増員は絶対不可欠です。宇都宮さんがご指摘されている点は、都心、地方でも共通した基本的問題点です。実践が証明していますが、個人で、資本家相手に闘争する上では、この労基法の刑事罰規定が最も有効です。

最後に私が本書で最重要だと思った箇所を引用する。以下の論点、観点こそ真の政治家の、そして責任ある社会人に本来あるべき大切な心です。良心とは、まさに次の氏の言説に表出されています。

宇都宮さん:私もいくつか不当解雇された人を支援する会に入っていますが、彼らの中には解雇後に収入がストップしてしまってからの生活費の問題も抱えながら戦っている人も大勢います。そうした姿を見るといつも、「労働者が正当な権利を行使するという只それだけの事に、なぜこれほどエネルギーを費やさなければならないのか.......」と理不尽に思えて仕方がありません。しかし誰かがそれをやらないと、労働法に違反した状態が事実上の慣行になってしまいますし、経営者の側も多くの労働者が泣き寝入りをすると高をくくっているからこそ、ますます増長するというジレンマがあります。これが、労働者が誰一人として泣き寝入りしなくなり、経営者の不当要求に対して例外なく権利主張してくるとなれば全く話は違ってきます。こうなるともはや経営者にとって経営の利がありませんし、おいそれと労基法違反はできません。この状態をいつかは実現しなくてはいけないのですが、それもこれからの長い運動にかかっています。(PP.167-8)

正にこれこそが日本の労働者階級による違法労務管理、ブラック企業絶滅を達する上での基本的方向です。

本書は日本の全労働者=勤労者必読の書です。

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 原発推進の罠:原子力規制委員会の規制基準適合は安全保証ではない!2014/11/17
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まず、両者の対談採録である本書を読破しても結論づけられる厳正な諸事実がある。それは、まず、先の福井地方裁判所の5月21日の大飯原発運転止し止めの判例法理は、同様に4,000ガル以上の地震が発生しうる日本列島全域に適用可能であるという事。そして、原子力規制委員会は単に自己の制定した原発の規制基準に原発が適合するかを判断するだけで、安全とイコールではないということ。それは、安全基準ではなく、あくまで委員会の規制基準をクリアーしているという形式に過ぎない。ここにもトリックとイリュージョンの安倍の手口がある。最後に大切なのが科学とは何なのか?そしてそれは、どうあるべきなのか?である。小出 裕章さんが科学の本義に就いて語っておられる箇所を紹介する。

小出さん:...もともと科学とは、それまでは説明できない事実について合理性をもって説明をしようとするものであって、現に存在するものをないものにすることは、およそ科学的ではない。そして事実を科学的に説明する責任は、人々を汚染地に棄てた政府にこそある。(P.197)

これこそ真の科学者の言であり、社会人の正論である。

本書は全日本国民必読の書です。

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本書の文庫版かキンドル版での再刊を希望!2014/11/16
レビュー対象商品: バルカン戦争 (単行本)
本書は、トロツキーのアーカイブにあるバージョンよりも、ロシア語原語からの直訳を希望します!本書は、単なる戦争論ではなく、最高の軍事的指導者による民族論です。戦争は結局、民族問題です。是非文庫版かキンドル版での再刊を!

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ダニー・トレホは演技巧いね~!2014/11/14
レビュー対象商品: 沈黙の処刑軍団 [DVD] (DVD)
私の友人は、ダニー・トレホ(本当はトリホーという発音)の友人でもあり、本作を鑑賞してみたが、実にダニー・トレホの演技があの蛇密猟者を演じていた頃よりも格段に向上しているのを観て感激した。この俳優は、外見から力強い悪役が似合うどころか、逆にあまりにも人が良いために、敵にやられるにしても好感度抜群のままなのですね。こんな剛胆さと温和さの両極端を有した俳優は他にいない。貫禄と普通っぽさも融合しており素晴らしい役者です。本作に関しては、セガールがでているし、 ダニー・トレホも良かったので星五です。 ただ肝心の物語が雲散霧消しており、他が折角いいのに残念です。沈黙シリーズの第二作以降、セガールの主演映画は、脚本が悪いのが遺憾です。

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みんなうっかり忘れているが12月10日に同法が施行されてしまう!2014/11/14
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おかしい事に、メディアはこの特定秘密保護法施行が目前に迫っているのに、何も報道していないのです。
そこで、本書の登場です。中でも、テロ活動の定義がデモにも適用され、これからは様々なNPO団体による十分な反対運動が萎縮してしまうかです。官邸前デモでも路上の至るところに立った警官達は、参加者を少しでも威圧して減らそうと、職務質問したりして嫌がらせをしているのが目につきますが、同法施行後では具体的な妨害活動や撤去に乗り出してくる恐れがあるのかどうか、本書での私の関心事の一つは正に治安維持法としての側面と、あと一つ官僚が秘密指定を利権化して、国会での政策論議が情報不足になり、国策を誤る危険が今よりいたずらに増大することです(これには同法を利用した秘密裏の対外軍事行動も含みます)。しかも、国民は現状以上に蚊帳の外に置かれるのです。これでは、今でも十分にできていない国民に依る国政監視などより困難になります。以上が特定秘密保護法に関する評者の簡潔な概括です。こういった社会の構造を変質させてしまう特定秘密保護法施行目前にこうして素敵な研究書を出版してくださった宇都宮さん達は、真に国民の立場、声を代弁してくださっています。これからも私は宇都宮さんを断固支持します。次の都知事選は是非また立候補して下さい。

本書は全日本国民必読の書です。

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日本もこうなりつつある......2014/11/14
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News: 本年11月15日現在、本書は、全書籍中7位を記録し、アマゾン政治部門のNo.1 ベストセラーです!堤さん、おめでとうございます!

本書では、軍産複合体ではなく、医療複合体というこれまた巨大な多国籍大企業群の実相が詳細に分析されています。ただし、本書は単なるアメリカ論ではなく、日米関係を主軸に論じられている点に留意が必要です。つまり、日本の主権者国民にとっての生存環境に関わる緊要な諸テーマを扱っているのが、この堤さんの新書なのです。

本書で最重要のトピックは、実は2013年に「特定秘密保護法」(同法は、本年12月10日より施行)の裏で密かに法案が可決されていた国家戦略特区法です。これは、多国籍企業誘致の為に通常では考えられないレベルの大幅な規制緩和をするという由々しきネオリベラリスト法制です。堤さんは、この国家戦略特区法がマスコミに取り上げられずに一般に全く知られていないという点をご指摘くださっています。(P.193参照)

堤さん:2013年12月に会期末、無理矢理通した「特定秘密保護法」の裏に、もう一つ重要法案が隠されていた。「国家戦略特区法」だ。実はこの法律は、八十年代以降凄まじい勢いで国家解体中のアメリカと同じ道を辿る内容にも関わらず、法律が成立した事もその内容も、未だに多くの国民に知らされていない。国家戦略特区法は、一言で言うと、「特区の地区で、通常できないダイナミックな規制緩和を行い、企業が商売をしやすい環境を作る事で国内外の投資家を呼び込む」という内容だ。例えば新潟では「大規模農業」、福岡では「雇用の自由化」、東京・大阪では「学校や病院の株式会社経営や、医療の自由化、混合診療解禁など総合的な規制撤廃地区」を実現してゆく。まさに「企業天国」が誕生する。この制度は導入してから成果が検証され、上手く行けば全国にも広げてゆく計画だという。成果は「収益」で測られるため、これはかなりの確率で日本中に拡大するだろう。(本書、PP.193-194)

混合診療は、自由診療などという別の名称の下で既に日本で開始されており、後は拡大傾向を辿り、実質的な非正規雇用が半分以上に達しようという中で、企業偏重の福祉制度が非正規に及ぶどころか、崩壊しつつあります。さらに大増税8%から10%という滅茶苦茶な生存環境は、米国よりも既に酷いと言えますし、本書で描写されている米国は今の日本と寸分違わぬという読後感があります。TPP締結前には、並行協議もあり大方米国の医療複合体の日本への浸食は完了していることでしょう。主権者国民が何をなすべきか真剣に考察する機会として本書を推薦します。

本書は全日本国民必読の書です。

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フルフォード氏による(逆)極東国際軍事裁判第二公判:欧米のA級戦犯たちを逆極東裁判にかける!2014/11/13
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フルフォードさんによる逆極東裁判と言える第二弾です。戦後200回以上戦争を仕掛け、国家として約3,000万人以上の世界中の一般市民を殺戮した米国とそのA級戦犯たちをリスト・アップしてみるのは、日本にとって有益です。アングロサクソンが、元々5世紀に古代ローマ軍が今のイギリスであるブリタニアから撤退した際、ブリタニアのケルト人が用心棒に雇ったのが、逆にケルト人を皆殺しにし、生き残ったケルト人達はスコットランドなどへ逃亡した。この一連のローマから米国へと受け継がれたアングロサクソンの他民族虐殺の遺伝子の史的起源(競争相手の民族を全滅させる闘争心と騎士道精神の二重人格性)という氏の基本的分析から本書を読み解いていかなくてはなりません。

例えば、日本では生物兵器による虐殺史があまり知られていませんが、米国政府によるネイティブ・アメリカンへの天然痘を使った全滅工作により、免疫のない彼らは、天然痘付きの毛布を渡される形で葬られたのです。生物兵器に依る謀略は、19世紀に既に行われていたのです。

お浚いの意味でA級戦犯達(Genocidal gentlemen; Class-A War Criminals)をリスト・アップしてみると、以下の様になります。
1. アーサー・ハリス英空軍司令官。(大戦中に、ドイツで民間人を標的とした無差別爆撃を行った)

2. ハリー・トルーマン。(ソ連への見せしめの為に、広島への原爆投下の3日前に日本側が講和を求めている事を会議で知りながら、民間人を標的にした本来不必要な原爆投下を行った)

3. レスリー・グローブス将軍。(好奇心から原爆投下を推進したマンハッタン計画の指揮者)

4. カーチス・ルメイ将軍。(1964年に日本から勲一等旭日大綬章を得たこの人物は、大戦中の空襲で100万人もの日本の民間人を大虐殺した)

5. チャーチルとルーズベルト。(前者は、米国を対独戦に巻き込み、後者はチェンバレン時代から対独戦をけしかけていた事がC・C・タンジル教授のBack Door to War: The Roosevelt Foreign Policy, 1933-1941でも論証されている。この二人の謀略が先の大戦である。大西洋憲章第6条は、実質的な対独宣戦布告であり、ルーズベルトは日米戦争前に既に武器を英国の対独戦に供与している。さらにチャーチルは、悪名高いハンブルク大空襲という大虐殺などのドイツ大空襲で、軍事目標ではなく民間人を標的にした。)

6. ロバート・マクナクラ元米国国防長官。(300万にも上るインドシナ半島の住民を殺害し、米軍兵5万8千人の死傷をもたらした)

7. ヘンリー・キッシンジャー元国務長官。(世界中での米国の謀略工作に関与し、チリでのピノチェト政権の誕生とその虐殺を容認)

8. ビル・クリントン。(数十万のイラク国民の死亡、ウェイコの襲撃事件、オクラホマシティ爆破事件に責任あり)

9. ジョージ・H・W・ブッシュ。(イラン・イラク戦争を促して100万人も死亡させ、パナマ侵略でも4千人も虐殺した)

10. マデレーン・オルブライト。(イラク制裁で150万人もの子供を殺害)

11. ジョージ・W・ブッシュ。(先の二つの戦争で、米国、アフガン、イラクの約10万人を死亡させた)

12. ディック・チェイニー。(先の二つの対外侵略戦争の遂行責任あり)

13. ポール・ウォルフォリッツ。(先の二つの戦争で、米国、アフガン、イラクの約10万人を死亡させた)

14. ドナルド・ラムズフェルド。(推計10万人を超えるイラク人の殺害及び米軍2万人の死亡に責任あり)

15. ルパート・マードック。(米国の多数のニュースメディアの所有者、大手報道マフィア)

以上が氏によってこれまでリストアップされている面々です。本書では欧米のA級戦犯たちに対する氏の断罪が行われています。正に逆極東裁判であり、この度の極東委員会の委員長にして判事はフルフォードさんであると言えます。そして今度巣鴨プリズンに入獄するのは以上の英米のA級戦犯共(Genocidal gentlemen; Class-A War Criminals)です!

本書は全日本国民必読の書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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安倍の使う政治的怪物の正体とは?2014/11/13
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、氏の新著で独自の憲法論を披露されており、九条の戦力不保持規定と自衛隊/在日米軍が実際的に甚だしい齟齬を生み、この国の法体制を形骸化させてきた点を何より問題視しています。つまり、この問題の本質はやはり、砂川事件での統治行為論による判例法理から続く憲法停止状態、それが副次的にもたらす憲法と諸法規の乖離の常態化です。

この統治行為論が、日本的に、特殊な対米従属の法的装置なのです(統治行為論による全ての安保法制は憲法適用除外となる)。問題は、この点を放置したままの憲法崇拝が結果として対米隷属を固定化してきてしまった面は否定できません。さらに、米軍駐留の為に日本だけでなく、対米従属国のコスタリカやパナマでも憲法改正で戦力放棄が従米政権によって明記されています。この法的問題は、その本質である統治行為論を念頭に置けば、安倍一派の対米隷属の改憲論とは峻別できます。九条自体が問題ではなく、統治行為論が問題なのです。以下が氏のお言葉です。

カレル・ヴァン・ウォルフレン:進歩派の人々が用心深く全力で守ってきたこの憲法のように、これほど長期に渡って改正されなかったものは、近代史には他にない。ところが彼らのこうした姿勢は、うかつにも日本政治の中で実現しようと望んだものとは、まるで逆の状況を生み出すのに手を貸す結果となった。なぜなら憲法が、真剣に扱うべき基本的な法ではなく、崇拝の対象になってしまったからだ。第九条があるために、日本国憲法はさほど真剣に受け止められないのだ。つまり憲法が軍隊は決して維持される事はないと規定していながら、現実には世界で最も高価な軍事システムの一つ(四番目、もしくは五番目)を、そしてアジア最強の海軍を日本は維持し、結果として毎日、毎時間、そして毎分ごとにこれに違反し続けているからだ。憲法を、現実という取り消し難いものに合致させまいとすることで、日本の「進歩派」の人々は、半世紀にも渡って、日本の基本的な法律が破られ、真剣に受け止められない状態を維持してきたのだ。この法律が、憲法というよりは象徴性豊かな聖なる国の宝として機能している事は、日本の官僚には好都合であった。そして彼らはその多くの規定を無視し、明治時代の大日本帝国憲法に込められた法の精神に則って物事を処理してきたのである。(PP.223-224)

以上のテーゼは、実は砂川事件での挫折から今も持続している統治行為論がもたらしている憲法停止状態(戦後レジームの正体)とその弊害を氏なりに簡潔に析出したものであり、秀逸な論考です。では、氏は矢部さんの様な単なる安倍的な急進的改憲論に組するのでしょうか? 答えはいいえです。氏は、現状での九条改憲には反対です。それは、安倍による対米隷属の深化が、集団的自衛権行使容認の解釈改憲のように、九条なしには最後の法的論拠を喪失して歯止めが完全に効かなくなるからです。問題の在処は、九条自体ではなく、統治行為論という憲法無視の対米従属を強いる法的怪物です。勿論、憲法と実体の一致としての改憲は必須ですが、現状では九条に関しては慎重論が現実主義的です。以下がこの私の評論を根拠づける氏のお言葉です。

カレル・ヴァン・ウォルフレン:集団的自衛権を行使しての訓練が、実際に日本にとって何を意味するのかは、何年にも渡ってNATO加盟諸国がイランやアフガニスタンでのアメリカの冒険に予備軍を提供してきた事からも明らかだ。安倍首相が解釈の変更に止まらず、さらに踏み込んで、アメリカの要望に応えるためという理由で第九条を変更しようとし、アメリカの軍事的冒険に応えるなど、実に馬鹿げている。東アジアでの日本の安全保障に対する脅威が増しているからという理由で、第九条の変更を提唱する安倍首相のいい分にもやり方にも反対すると表明した有権者が、ほぼ60%に上ると朝日新聞の世論調査は伝えていた。そうなのだ。60%の人々に、我々が加わるに足る十分な理由がある。安倍首相は、偽の政治的怪物を使って、国民と自分自身を怖がらせている。そしてそれは中国を標的としたアメリカの封じ込め政策が生み出したものなのである。(PP.245-246)

これこそが、国際的な、だけでなく日本の真のリベラル派、民主派の最新の思想です。正に主権者国民、衆生を益する卓抜した論考です!安倍的改憲勢力にその左派護憲批判論で利用されている矢部さんは、安倍一派と同様の現状での九条に関する盲動的な急進的改憲論が、真の、そして最新の左派のものではないこと、また左派にとっても、国民にとっても危険であることを認識するべきだと改めて痛感しましたし、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏の本書は、その思想、文体の一貫性、考察の深淵さなど最も秀逸です。

本書は日本全国民必読の書です。  

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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有名チェーンにブラック企業多し2014/11/12
レビュー対象商品: 追及!ブラック企業 (単行本)
本書に限らないが、大手チェーン、メジャーといっても実際はユニクロ、スキヤなどのように店舗型なので、各店舗自体は、あくまで中小零細企業の規模であり、他の個人経営のブラック企業と同様である。ブラック企業を見分けるのには、まずメジャー信仰を捨てて厳格に労働基準法と個別の具体的な労働諸条件を比較するしかない。地方では、大手チェーンは飲食業に限らず、若干名の正社員が本社から派遣され、各店舗/支社に常駐し、現地で非正規雇用を行い使い捨てたあげく、その店舗/支社が潰れれば、彼らは又配属転換で他の地域で同様の経営法を繰り広げていくのである。つまり、地方創生とは成り得ない経営の手口である事に留意が要る。これは、地方の搾取であって、地方に根ざした真の人材育成や地方産業興隆の為の成長戦略ではない。地方でも、共産党、その機関誌赤旗の反ブラック企業の広報の努力は目につく。これは、素敵な事である。日本ではまだ共産党が労働者階級の人権擁護の為の階級闘争において社会的に機能している。

本書は全日本国民必読の書です。

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パッケージを観て思わず手に取ってしまった不思議な映画2014/11/12
レビュー対象商品: 恋につきもの [DVD] (DVD)
私は、本作を鑑賞したくてかなり待った。これは、東京芸術大学映像研究科映画専攻の第八期生達の正式な劇場デビュー作であり、私の友人達も参加している。従ってそれだけで星5である。

本作を観れば、今の学生達の感覚が映画的に体感できる。なぜならば、本作のメインのクルーは、今50代のスタジオシステム時代の末期の恩恵を受け、最前線に立つフリーランスの中高年者たちではなく、全て彼ら自身の手に依る映画作品だからである。まだ、テレビ屋どもとそれに媚を売る似非映画人達の儲け主義に毒されていない、自分たちが本当に観たいと思う様なジャンル映画、純粋映画芸術を追求する姿勢は保持されているのが良い。特に第一部の「いばらのばら」は、最も映画的である。ペーシングも一番いいし、撮影も、編集もいい。二本目は一番悲惨であり、アートフィルム化している。あのカラオケの場面は、ただの歌の記録映像である。退屈極まりない。このように物語り構成を無視した肥大した細部は、構成への理解を妨げ、映画を記録に堕としてしまう。三本目は、面白いが、二本目からブラックアウトしてしばらくしてフェイドインしているのにタイトルも直にでないので、二本目の続くかと誤解する。アンソロジーの構成では、ベストセラーとなった前作の良さが失われているし、バラバラの三本となっている。芸大に限らず、学生の撮影の慢性的症状である暗闇での撮影が、露出不足になったり、グリーンスクリーン処理の不備で、バックグラウンドのプレートの映像が一面緑に偏色しているのも良くない。演技としては、女優達の演技が総じて優れて自然体である。

ちなみに、今の映像業界、映画に関しては、まず従来の映画スタジオにしてもCMを主な対象としたレンタル業が主である。さらに、特定企業への雇用形態となると弁護士の世界と類似していて、居そ弁と即独ならぬ、居そアシスタントと即独しかない。違憲である年齢差別が横行しているので、日本型雇用システムでは差別されてしまう。それから、良い映画学校とは教職員が自分の映画制作の為に学校の資源を利用しない学校である。これが分からぬ修了生が一部に見られる。

話は逸れたが、くだらぬテレビドラマよりも本作の方が100倍ましである。

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エボラだけではなく、ホスト不明の凶悪ウィルスはワクチンでもたらされる!2014/11/11
エボラは、エイズ、鳥インフルエンザの様に相変わらず、ある日突然襲いかかるホスト不明の未知のウィルスというわけではなく、米軍の生物兵器であり、ワクチン接種を介して当該地域に人工的にパンデミックを起こしているのが分かる。人的感染経路の中で、ワクチン注射のルートを無視してきたのが間違いである。そこは完全な死角であった。ここでは、疫病に対して殺人容疑と同等という観点からの調査という観念が全く欠落しているのはおかしいと気づかされた。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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安倍はあくまで日本型雇用システムの枠内でその暴力性を純化する2014/11/10
本書で言う残業代ゼロ制度は、やがて様々な人事部の拵えた名称によって偽装された非正規雇用へと全面的に拡大施行されていく趨勢は読者に読み取られている。今でも、残業代ゼロは、ブラック企業の表徴だけでなく、日本型雇用システムに固有の暴力性である。それが、ネオリベラルな安倍政権に依って純化され地上で最も孤立した不平等な雇用システムに生存権を蹂躙されている日本の労働者階級の状態を悪化させるのは確実である。注意したいのは、これは派遣法改悪によっても複合的に形成される全体としてのブラック企業合法化、生存権蹂躙の制度化であり、主権者国民は断固として阻止しなくてはならない。安倍は、ブラック企業問題においてブラック企業を合法化して資本家達への責任ある対処を忌避している。大多数が労働者階級である主権者国民に必要なのは、ブラック企業の厳罰化、違法行為摘発の為に労基署の監督官達を増員したりして、監督機能の強化を図る事である。

本書は日本の全労働者階級の必読書です。

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