Sunday, April 17, 2016

ビジネスパーソンの聖書!佐藤さん直伝の平社員の最良の処世術がこれ!


組織の掟 (新潮新書)
組織の掟 (新潮新書)
佐藤 優著
エディション: 新書
価格: ¥ 778

3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ビジネスパーソンの聖書!佐藤さん直伝の平社員の最良の処世術がこれ!2016/4/15
レビュー対象商品: 組織の掟 (新潮新書) (新書)
本書は、ビジネスパーソンとしての私の聖書です!ここまで共感したビジネス本は皆無です!

中でも私は組織の活用術と従属術に感銘を最も受けました!実際は、外資系企業にも佐藤さんの分析はズバリ妥当します。

まず、組織は基本上司、管理職の味方となる構図です。

しかも、官僚の物理の法則のように、嫌な仕事は上から下に振られ固定化、慣習化されていくブラック化の傾向が日本にはあります。

法律やコンプライアンス遵守の掟とは別の掟が組織を貫いています。

しかし、その中でも部下である平社員たちには多くの問題解決の法則があります。

まず、違法行為やコンプライアンスを蹂躙する上司は、会社に迷惑をかけるものとして人事部に報告し処理してもらうのも術です。

それでもダメなら、辞表承認される覚悟での異動希望を人事部に出し、問題の上司から離れるのも術です。

しかし、佐藤さんはその術を認めた上で日本の組織文化は下剋上をしたものを排斥する風土にあると正しく指摘しています。

ここでは、佐藤さんはすべて平社員の立場から書いている点が特筆されます。

マネージャーは、責任負い、仕事を振るだけが仕事というのは建前論であり、怠惰な詭弁です。

佐藤さんは、上司の本質をこう概括しています。

佐藤さん:

「仕事は部下を信頼して委せ、上司は責任を取るためにいる」などというのは建前論に過ぎない。どこの組織でも、上司の仕事は部下の成果を吸い取ることだ。もっとも、吸いすぎると部下がやる気をなくすので、部下の取り分もそこそこ残しておくのが、バランス感覚のある上司のやり方だ。部下から搾取や収奪をしすぎる上司は出世に限界がある。(本書、42ページ)

まさに正論です。では、不条理な上司の指示にどのように抗するべきなのか?

佐藤さんの提示される方法はどれも実際に有効なものばかりです。

1、はいはいと面従腹背で従いつつ、サボタージュして風化させる。

2、やな仕事への信条、性癖上の理由を述べ、仕事を振るのを上司の方からやめてもらう。能力の低さは不利になるので理由にしない。

3、上司の上司へ直訴し、直属の上司を制する。告げ口にならぬように、個人の報告形式をとる。

4、外部の有力な関係者、理解者は外部からの自己の境遇に関する進言や評価を得るためだけでなく、その組織から攻撃された場合に重要になる。なお、自己の不遇はできるだけ代弁者を介するのがベスト。

5、問題は、トップか番頭なのか見極め、番頭ならば平社員は有力幹部と組んで番頭を排除できるかもしれない。しかし、平社員に基本できることはほとんどない。

これらの処世術は、すべて普遍性のある組織における政治の法則に即しており、私自身も経験と実感があります。

本書は、ビジネスパーソンにとって死活的に重要な示唆に富んでいます!

すべての佐藤ファンの必読書です!

Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 親米親中親露!米国至上主義!民主主義に禁句はないし、国境も文化の垣根もない!民主主義を世界へ!在日外国人への差別を止めよう!反陰謀論悪徳業者!)

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