Friday, February 13, 2015


ピケティ氏はアベノリスクを評価せず!2015/2/10
本誌では、池上氏がピケティ氏にアベノミクスに関して明確な言辞を得ている。ピケティは金融緩和に依るインフレのリスクから、格差拡大の懸念を示している。構造的格差があるから、アベノミクスは自動的に構造的格差拡大策にしかならない。ちなみに先日発表された貿易黒字縮小幅は日本史上最悪である。これもアベノリスクの成果であるが、誰も評価しない。

池上氏:金利の持つ重要性をおっしゃっています。アベノミクスでは、金融緩和に依って実質金利を更に引き下げることで、なんとか経済をよくしようとしていますが、此れをどう評価しますか?

ピケティ氏:もしお札を刷ってさらにマネーの供給を増やすと、資産価格のバブルを引き起こしやすくなる。株価を押し上げる事にはなりますが、格差が広がる恐れがある。はっきりと有効かどうかを答えることはできませんが、いずれにしても税制を変えるよりも、手軽という意味で短絡的な手法だと感じています。(本誌、P.36)

ピケティは最新のインタビューで、このように安倍の金融緩和も評価していない。喜劇的なのは、安倍一派とネトウヨは自称右翼なのに、バリバリの社会民主主義者の左派のピケティ氏を自分たちに有利な様に誘導することは不可解であり、且つできない話である。また財務省のTPRも、ピケティ来日時も今もピケティ人気を利用できず失敗している。

ピケティ氏から明確な回答を得て下さった本誌には感謝致します!

また、ピケティ氏はマルクスを読み込んでいる。それは、本誌のインタビューでも、マルクスの著書を読んでいるかを問われ、彼はこう答えている。

池上氏:ピケティさんは、マルクスを読んでいないとおっしゃっている様ですが、本当ですか?

ピケティ氏:いいえ。勿論、本は読んでいますよ。(本誌、P.32)

つまり、安倍やネトウヨメディアは大嘘つきであり、ピケティ氏とマルクスとのリンクを恐れていた事が、本氏によって暴露されたのである。マルクスを読んでないピケティは御用メディアの創作である。

本誌は全日本国民必読です!

Cited From:
中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ500レビュアー) 

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