穏健な保守派の人たちと穏健なリベラル派の人たちへ, 2015/2/18
レビュー対象商品: 崖っぷち国家 日本の決断 (単行本)
穏健な保守派の人たちと穏健なリベラル派の人たちへ
私は、孫崎さんだけでなく、ファクラーさんも崇敬していて、ニューヨークタイムズの愛読者です。ファクラーさんの英語記事をお読みになった方は安倍批判もタブー視されることなく常態として存在できるニューヨークタイムズの社風が至極まともで民主的なのに驚愕するでしょう。
本書は、ファクラーさんの次のメッセージにその核心価値が集約されています。
ファクラーさん:私が孫崎さんと、この本を出すことを決めた理由の一つは、日本のサイレント・マジョリティである、穏健な保守派の人たちと穏健なリベラル派の人たちを励まし、日本を覆う現在の暗いムードに対して声を上げてほしいと思ったからです。(中略)日本の民主主義が、活気に満ち、正しく機能するためには、国の将来について健全で活発な社会的論議が行われなくてはなりません。'現在の状況では、私は、それは不可能ではないかと懸念しています。(中略)より多くの日本国民が社会的論議に参加し、日本の将来を決定する過程に積極的に参加する。このことの一助に、この本がなることを、私は願っています。(本書, PP.272-275 より)
お二人は、日本が対米隷属、依存の限界に達しており、対等な日米同盟、二国間関係の構築と、米、中、韓を敵視しない外交に希望を託しています。
本書の付録はファクラー氏のとっておきの情報です。脱ジャパン・ハンドラーの新外交展開のための、アメリカのリベラル派・民主党系政策立案者28名のリストです。
A 民主党の有力な連邦議員達
1、ロナルド・ワイデン Ronald Wyden
2、ベンジャミン・カーディン Benjamin Cardin
3、メイジー・ヒロノ Mazie HIrono
4、エドワード・マーキー Edward Markey
5、ロバート・メネンデス Robert Menendez
B 近い将来、民主党政権内で重要な地位に就く若きスター達(連邦上院議員)
6、マイケル・シファー Michael Schiffer
7、エイミー・シーライト Amy Searight
8、コリン・カール Colin Kahl
C シンクタンクの政策立案者達
9、ミッシェル・フロノイ Michele Flournoy(CNAS)
10、シーラ・スミス Sheila Smith (CFR)
11、イーライ・ラトナー Ely Ratner (CNAS)
12、ジェフリー・ベイダー Jeffrey Bader (ブルッキングス研究所)
13、リチャード・ブッシュ Richard Bush (ブルッキングス研究所)
14、ミレヤ・ソリス Mireya Solis (ブルッキングス研究所)
15、マイケル・オハンロン Michael O'Hanlon (ブルッキングス研究所)
16、マイク・モチヅキ Mike Mochizuki(ジョージワシントン大学)
17、リチャード・クローニン Richard Cronin(スティムソンセンター)
18、クリス・ネルソン Chris Nelson(サミュエル・インターナショナル・アソシエイツ)
19、アンドリュー・オロス Andrew Oros(ワシントン・カレッジ)
D ワシントンの外にいる発言力がある若手学者たち
20、ダニエル・スナイダー Daniel Sneider(スタンフォード大学)
21、ケネス・パイル Kenneth Pyle(ワシントン大学)
22、リチャード・サミュエルズ Richard Samuels(マサチューセッツ工科大学)
23、ケント・カルダー Kent Calder(SAIS)
24、T・J・ペンネル T.J. Pempel (カリフォルニア大学バークリー校)
25、ジェニファー・リンド Jennifer Lind(ダートマス大学)
26、フィリップ・リプシー Philip Lipscy(スタンフォード大学)
27、ブライス・ウェイクフィールド Bryce Wakefield(ライデン大学)
28、トバイアス・ハリス Tobias Harris(テネオ・インテリジェンス) 以上、本書pp.276-286参照。
日本の外交は、アーミテージやグリーンやナイといったジャパン・ハンドラーのネオコン数人を、アメリカ合衆国と同一視するという偏面外交が致命的な誤りであり、以上のリストのアメリカの民主勢力の方々と全面的な外交を展開するべきです。また、ジャパン・ハンドラーの連中は、タイワン・ハンドラーでもあり、アジアで全米を代表するかの様に振る舞っています。
脱ジャパン・ハンドラーの自主外交、日米関係の深化のために、新外交イニシアティブも活動しています。本書の真の価値は、日本の自主外交と対米関係の健全な方向での深化の為に、具体的なチャンネルや方策を提示されていることです。
ありがとう、孫崎さん、ありがとう、ファクラーさん!
本書は全日本国民必読の書です。
私は、孫崎さんだけでなく、ファクラーさんも崇敬していて、ニューヨークタイムズの愛読者です。ファクラーさんの英語記事をお読みになった方は安倍批判もタブー視されることなく常態として存在できるニューヨークタイムズの社風が至極まともで民主的なのに驚愕するでしょう。
本書は、ファクラーさんの次のメッセージにその核心価値が集約されています。
ファクラーさん:私が孫崎さんと、この本を出すことを決めた理由の一つは、日本のサイレント・マジョリティである、穏健な保守派の人たちと穏健なリベラル派の人たちを励まし、日本を覆う現在の暗いムードに対して声を上げてほしいと思ったからです。(中略)日本の民主主義が、活気に満ち、正しく機能するためには、国の将来について健全で活発な社会的論議が行われなくてはなりません。'現在の状況では、私は、それは不可能ではないかと懸念しています。(中略)より多くの日本国民が社会的論議に参加し、日本の将来を決定する過程に積極的に参加する。このことの一助に、この本がなることを、私は願っています。(本書, PP.272-275 より)
お二人は、日本が対米隷属、依存の限界に達しており、対等な日米同盟、二国間関係の構築と、米、中、韓を敵視しない外交に希望を託しています。
本書の付録はファクラー氏のとっておきの情報です。脱ジャパン・ハンドラーの新外交展開のための、アメリカのリベラル派・民主党系政策立案者28名のリストです。
A 民主党の有力な連邦議員達
1、ロナルド・ワイデン Ronald Wyden
2、ベンジャミン・カーディン Benjamin Cardin
3、メイジー・ヒロノ Mazie HIrono
4、エドワード・マーキー Edward Markey
5、ロバート・メネンデス Robert Menendez
B 近い将来、民主党政権内で重要な地位に就く若きスター達(連邦上院議員)
6、マイケル・シファー Michael Schiffer
7、エイミー・シーライト Amy Searight
8、コリン・カール Colin Kahl
C シンクタンクの政策立案者達
9、ミッシェル・フロノイ Michele Flournoy(CNAS)
10、シーラ・スミス Sheila Smith (CFR)
11、イーライ・ラトナー Ely Ratner (CNAS)
12、ジェフリー・ベイダー Jeffrey Bader (ブルッキングス研究所)
13、リチャード・ブッシュ Richard Bush (ブルッキングス研究所)
14、ミレヤ・ソリス Mireya Solis (ブルッキングス研究所)
15、マイケル・オハンロン Michael O'Hanlon (ブルッキングス研究所)
16、マイク・モチヅキ Mike Mochizuki(ジョージワシントン大学)
17、リチャード・クローニン Richard Cronin(スティムソンセンター)
18、クリス・ネルソン Chris Nelson(サミュエル・インターナショナル・アソシエイツ)
19、アンドリュー・オロス Andrew Oros(ワシントン・カレッジ)
D ワシントンの外にいる発言力がある若手学者たち
20、ダニエル・スナイダー Daniel Sneider(スタンフォード大学)
21、ケネス・パイル Kenneth Pyle(ワシントン大学)
22、リチャード・サミュエルズ Richard Samuels(マサチューセッツ工科大学)
23、ケント・カルダー Kent Calder(SAIS)
24、T・J・ペンネル T.J. Pempel (カリフォルニア大学バークリー校)
25、ジェニファー・リンド Jennifer Lind(ダートマス大学)
26、フィリップ・リプシー Philip Lipscy(スタンフォード大学)
27、ブライス・ウェイクフィールド Bryce Wakefield(ライデン大学)
28、トバイアス・ハリス Tobias Harris(テネオ・インテリジェンス) 以上、本書pp.276-286参照。
日本の外交は、アーミテージやグリーンやナイといったジャパン・ハンドラーのネオコン数人を、アメリカ合衆国と同一視するという偏面外交が致命的な誤りであり、以上のリストのアメリカの民主勢力の方々と全面的な外交を展開するべきです。また、ジャパン・ハンドラーの連中は、タイワン・ハンドラーでもあり、アジアで全米を代表するかの様に振る舞っています。
脱ジャパン・ハンドラーの自主外交、日米関係の深化のために、新外交イニシアティブも活動しています。本書の真の価値は、日本の自主外交と対米関係の健全な方向での深化の為に、具体的なチャンネルや方策を提示されていることです。
ありがとう、孫崎さん、ありがとう、ファクラーさん!
本書は全日本国民必読の書です。
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