押しつけ憲法論を完璧に反駁する科学的日本戦後史論, 2015/11/25
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レビュー対象商品: 分割された領土―もうひとつの戦後史 (岩波現代文庫) (文庫)
本書は、進藤さんが豊下さんと同様に最高度に日本の戦後史の核心的問題の全てを解明しています。
特筆するべきは、日本国憲法の成立過程で最重要の日本側の貢献である芦田均による芦田修正です。これは、9条に含みをもたせ最低限の自衛権保有による未来の日本の対米独立の可能性とその合憲性を巧みに死守したことです。
また、社民勢力により日本国憲法に生存権や労働改革が盛り込まれたり、日本側の憲法制定過程での決定的な土着化と国際化の動きと、明治憲法への回帰を目指す反動勢力との対立過程の産物としての日本国憲法である点が理解できます。
世界史的には、フランス人権宣言やアメリカ革命の文脈系譜にある憲法が日本国憲法であり、絶対護憲論の原理主義の史的極左的過誤が見事に反証されています。
私も、ノリエガ始末後に米帝が制定させたパナマ改正憲法の軍隊放棄とは、日本国憲法は異質である点が理解できました。
さらに、ソ連が日本占領をアメリカ単独にまかせ侵略の意図がなかった事や、尖閣諸島だけでなく、千島諸島も、主権帰属不明の状態で、領土問題をつくるというサンフランシスコ講和条約を占領期以前から準備していた点も分かります。
進藤さんの史的探求は、その科学性においても、愛国心においても今日の日本の他の論客の追随を許しません。
本書は、全日本国民の必読書です。
特筆するべきは、日本国憲法の成立過程で最重要の日本側の貢献である芦田均による芦田修正です。これは、9条に含みをもたせ最低限の自衛権保有による未来の日本の対米独立の可能性とその合憲性を巧みに死守したことです。
また、社民勢力により日本国憲法に生存権や労働改革が盛り込まれたり、日本側の憲法制定過程での決定的な土着化と国際化の動きと、明治憲法への回帰を目指す反動勢力との対立過程の産物としての日本国憲法である点が理解できます。
世界史的には、フランス人権宣言やアメリカ革命の文脈系譜にある憲法が日本国憲法であり、絶対護憲論の原理主義の史的極左的過誤が見事に反証されています。
私も、ノリエガ始末後に米帝が制定させたパナマ改正憲法の軍隊放棄とは、日本国憲法は異質である点が理解できました。
さらに、ソ連が日本占領をアメリカ単独にまかせ侵略の意図がなかった事や、尖閣諸島だけでなく、千島諸島も、主権帰属不明の状態で、領土問題をつくるというサンフランシスコ講和条約を占領期以前から準備していた点も分かります。
進藤さんの史的探求は、その科学性においても、愛国心においても今日の日本の他の論客の追随を許しません。
本書は、全日本国民の必読書です。
Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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