Thursday, January 28, 2016

対米独立論の権威中西良太氏のAmazonレビューより:本書は、何よりもまず政治家に危機を克服する知性を身につけてもらうための目的で編纂されています。

危機を覆す情報分析  知の実戦講義「インテリジェンスとは何か」
危機を覆す情報分析 知の実戦講義「インテリジェンスとは何か」
佐藤 優著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,512

2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本書は、何よりもまず政治家に危機を克服する知性を身につけてもらうための目的で編纂されています。2016/1/27
本書は、2013年の全4回の講義録の再録本です。2016年の現在も安倍政権が存続しているので依然として有効です。

ここでは、佐藤さんは生存のために必要な知性とは何かと、それを如何に習得するべきかを説いています。反知性主義批判の良書です!

佐藤さんによると現下の日本の政治エリート(安倍たち)にはそのような知性が身についていないということを厳しく批判されています。

佐藤さんは、真理は具体的あるというヘーゲルに習いこう説いています。

佐藤さん:2015年7月26日、大分市で行われた講演で礒崎陽輔首相補佐官が憲法解釈を変更して集団的自衛権を行使可能にする安全保障関連法案について、法的安定性を損なう恐れがあるということに反論してこう述べた。

「考えないといけないのは、我が国を守るために必要な措置であるかどうかで、法的安定性は関係ない」

法的安定性とは、憲法や法律の解釈が権力者によって恣意的に変更されないことによって社会と国家の関係が保証されるという、民主主義の基本中の基本の考え方だ。

戦後70年という節目の年に、国家権力の中枢から法的安定性を否定する発言が出てくることは驚きだ。(本書、206ページ)

つまり、ここからも反知性主義に侵された日本の政治エリート(安倍政権)の正体が明確になります。まずは、このような人物には確固たる思想や信念がなく、自治官僚としては、戦後民主主義的論理を建前にし、安倍には歴史修正主義により、政権の御用テクノクラートと化しています。

最大の問題は、無思想のテクノクラートかではなく、このような人物を起用する政治家の側の無節操と反知性主義です。

本書は、何よりもまず政治家に危機を克服する
知性を身につけてもらうための目的で編纂されています。

本書は、すべての佐藤ファンの必読書です!

Source:中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!Workers of the world unite! 対米従属批判!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ1000レビュアー)  

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