改訂加筆前の前著は琉球米国民政府の編纂物であったという曰く付きの沖縄通史, 2014/9/19
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レビュー対象商品: 沖縄 島人の歴史 (単行本)
本書は、George H. Kerr氏自身が『琉球の歴史』(1956年)が実は彼自身の作品というよりも琉球米国民政府の編纂であり、プロパガンダとしては日本と沖縄を離反させる目的であったことは間違いないのに対し、本書は沖縄が日本の隷属化にあり、1972年の沖縄返還後は日本と米国による二重占領状態になっている有様を琉球王国時代からの大きな物語、通史としてその歴史的文脈を読み解く上で、国際的基本書として著名である。ペリーが、琉球占領を米国のアジア進出の前線基地と位置づけ、二度も米政府に占領を打診していた史実を知る日本人はほとんどいない。結局、彼ら帝国主義の念願は沖縄人の日本への隷属の過程の果てである沖縄戦を契機にして実現して今日に至っている。
本書は、全日本人必読の書であり、著者によっても邦訳が待望されたバージョンである。
本書は、全日本人必読の書であり、著者によっても邦訳が待望されたバージョンである。
対米従属( Slavish Obedience to the U.S. )批判論者/セヌリ党員の中西良太さんのレビューより
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