Sunday, December 7, 2014


人間と資本主義的生産様式の関係を解読した古典中の古典2014/12/7
レビュー対象商品: 資本論 (1) (国民文庫 (25)) (文庫)
資本主義経済と社会、人間と経済そのものの関係をも弁証法的に解明した古典中の古典が本書です。
最重要なのは、商品生産としての労働の商品化に関する議論で、賃金が資本主義社会を、労働力の再生産を契機として再生産し続けるという閉じた構造から展開する賃金価値論は、資本主義社会の根本を概括したマルクスの独自性の在処です。

労働の商品化から剰余価値の搾取としての資本の最高形態である株式までの弁証法的な分析が秀逸です。また、本書は、人間の競争心や、競争原理と資本の関係も動的に分析されており、ネオリベラリズムを解明するための必読書です。

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ500レビュアー)    

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