対米従属批判:いままた現代科学が「素人にも理解できる」機械と人間からなる実体(リアル)へと変わる, 2015/4/17
レビュー対象商品: サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」 (ブルーバックス) (新書)
SF小説といったら荒俣さんですね。帝都物語からのファンです!本書は、フィクションではありませんが、文学に於ける多くの無名の葬られていた科学者達の復権作業です。
ご本人のお話では、正に本の主題は汚名を着せられて消されていった真に貢献ある科学者達の復権です。
テスラだけでなく、アバンチュールやヒュパティアから復権が行われるだけでなく、更には日本の歴史の歴史に関して重大情報もありました。例えば、日本の戊辰戦争期には、賊軍とは薩長の造語で、民間には賊軍意識もなく、幕府群も官軍意識だったのです。
又、日本と西洋の軍事産業の差異は、最初期において日本の場合は医者達が、ー蘭学に通じているのは医者(その家系)に限られたー江戸末期の日本では、軍事関連も兼任していた点です。そして、彼らは官軍も幕府群も同胞として意識し差別していなかった点も重要です。医学と軍事の不思議な東西の結節点となったのが日本の医学者達でした。これは、極めて重要な発見です。
かつて、電気から電波、エレクトロニクスへと発展していくにつれて消え去った「実体」が、21世紀になって、「科学家電」と呼ぶべきスマホなどの登場でよみがえり、科学が「手触り」の世界に戻ってきた。科学がふたたび人間と機械を通して語られ、未来の科学はもはやSFではなくなった。20世紀に突如として現れた発明品と発明者の伝記を読み解くことで、いままた現代科学が「素人にも理解できる」機械と人間からなる実体(リアル)へと変わる。
本書は全ての荒俣ファン必読です!
ご本人のお話では、正に本の主題は汚名を着せられて消されていった真に貢献ある科学者達の復権です。
テスラだけでなく、アバンチュールやヒュパティアから復権が行われるだけでなく、更には日本の歴史の歴史に関して重大情報もありました。例えば、日本の戊辰戦争期には、賊軍とは薩長の造語で、民間には賊軍意識もなく、幕府群も官軍意識だったのです。
又、日本と西洋の軍事産業の差異は、最初期において日本の場合は医者達が、ー蘭学に通じているのは医者(その家系)に限られたー江戸末期の日本では、軍事関連も兼任していた点です。そして、彼らは官軍も幕府群も同胞として意識し差別していなかった点も重要です。医学と軍事の不思議な東西の結節点となったのが日本の医学者達でした。これは、極めて重要な発見です。
かつて、電気から電波、エレクトロニクスへと発展していくにつれて消え去った「実体」が、21世紀になって、「科学家電」と呼ぶべきスマホなどの登場でよみがえり、科学が「手触り」の世界に戻ってきた。科学がふたたび人間と機械を通して語られ、未来の科学はもはやSFではなくなった。20世紀に突如として現れた発明品と発明者の伝記を読み解くことで、いままた現代科学が「素人にも理解できる」機械と人間からなる実体(リアル)へと変わる。
本書は全ての荒俣ファン必読です!
中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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