Saturday, November 29, 2014


ウクライナ危機も、イスラム国も米帝の創作である!2014/11/22
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本書は、陰謀論ではなく、外交のプロに依るウクライナ情勢などの分析が鋭利である。ウクライナ危機は、そもそも2014年2月に、アメリカがスボボダなどのグラウディオ作戦期から蓄積したNATOに於けるネオナチ傭兵集団を、ウクライナの反政府勢力という役柄で操作して、大統領府を占領し、親露派のヤヌコビッチ政権を転覆したことに端を発しているし、それがロシアの介入を招いたし、マレーシア航空機撃墜という親露派対策の工作をも招いたのである。大本の対立は、ウクライナがEU加盟の是非であり、ロシア系住民の多い親露派の東部に基盤を置くヤヌコビッチ政権がその調印準備を凍結したことが、アメリカと欧州帝国主義の露骨な謀略を招いたのである。ちなみに、全米民主主義基金 (NED)はこのウクライナ危機だけでなく、アラブの春、ひまわり運動、傘革命でも暗躍しています。馬渕さんの以下のテーゼは、この全米民主主義基金 (NED)が率先して組織している偽善的な平和的デモ運動のとんでもない正体を見破る上で重要な命題です。しかも、ひまわり運動でも、傘革命でも同様の瓜二つの現象が確認できます。

馬渕さん:(中略)2010年になって突然チェニジアを皮切りに「アラブの春」と呼ばれる「民主主義運動」が発生します。しかし、私には、土着的な住民運動のようには思えないのです。やはり、これらの運動を主導したのはアメリカを中心とする国際的なNGOでした。デモには自然発生的に人は集まりません。誰かが煽動し、人々を動員する必要があります。これには経費がかかるのです。私のキエフ在勤中も国内政治勢力間の紛争が絶えず、頻繁にデモや集会が行われていました。デモに参加すればお金や食事が支給されるといわれていました。独立広場で行われた大集会では、巨大なステージが作られ、歌や踊りの前座で賑やかでした。これらには、相当な資金が必要です。「アラブの春」のデモや集会にも資金が必要だったはずです。誰がこの資金を手当てしたのでしょうか?このように分析してゆかないと、「アラブの春」の真相は決して見えて来ないでしょう。現在のシリア内戦も同じ流れだと思います。(本書、P.91) 

イスラム国にしても、それを操るのは対米従属国のスンニ派であるサウジアラビアであり、間接的に米国製の武器がイスラム国に供与されている。アルカイダがイスラム国を破門にしようとも、アルカイダもイスラム国もCIAの傭兵集団に過ぎない。イスラム国は、対米隷属のマリキ政権にリプレイスしただけで、それは彼らの正体を隠蔽しその真の役割を演じさせていく為の契機に過ぎない。我々は、もう連中の劇場型の政治的芝居に騙されなくなっている。

本書は、ウクライナ情勢、イスラム国の創作者である米帝の一貫した紋切り型の謀略の手口を暴露しています。もう連中の創作した政治劇に騙されるのにはうんざりです。 

本書は全日本国民必読の良書です!

中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
(トップ500レビュアー)    

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