中世と近代の転換点:1648年のウェストファリア条約の政教分離, 2014/12/28
レビュー対象商品: トレルチ著作集〈10〉近代精神の本質 (1981年)
本書では、トレルチが近代的な民族主義的な国家的統一がなかった中世と、近代の区切り目を1648年のウェストファリア条約によって、国家と教会が分離されたことに見いだしている点が最重要とされています。
教科書では教わらない中世観で最重要のテーゼは、トレルチの以下の言葉です。
トレルチ:......中世には国家全体の統一的で主権を持つ意志の組織としての国家はなかった。(本書、P.15)
ここに、民族主義とは近代思想であり、そもそも主権国家の概念自体が近代以降のものであることが分かります。
本書では、教科書で教わらない大切な歴史認識が得られます。
教科書では教わらない中世観で最重要のテーゼは、トレルチの以下の言葉です。
トレルチ:......中世には国家全体の統一的で主権を持つ意志の組織としての国家はなかった。(本書、P.15)
ここに、民族主義とは近代思想であり、そもそも主権国家の概念自体が近代以降のものであることが分かります。
本書では、教科書で教わらない大切な歴史認識が得られます。
中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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