米軍のゲリラ戦に影響を与えたゲバラの名著!, 2014/10/15
レビュー対象商品: 新訳 ゲリラ戦争―キューバ革命軍の戦略・戦術 (中公文庫) (文庫)
ゲバラは、本書の公刊で手の内を敵に明かしてしまった感がある。ゲリラ戦での最重要命題は、現地農民の支持を得る事。これなしには、ゲリラは山に籠っても1967年のボリビアの悲劇の再演となってしまう。従ってゲバラは、ゲリラ戦に於いて住民へのテロルを禁止している。しかし、彼はこの大原則を順守するために部隊内では革命の規律を厳格に適用した。例えば、農民への略奪行為や女性への暴行は極刑に処されている。
あのボリビアの悲劇に就いて言えば、ゲバラ達は結局全滅していないし、一部のキューバ兵達はチリ経由で帰国できていたので完全なる敗北ではなかった。ゲリラ対正規軍の構図に関しては、一般の誤認は、ゲリラ部隊というものがそれ自体をあくまで目的にしている訳ではなく、ゲリラ部隊の目的は自身の正規軍化であるという真理を認識していない事である。以上の命題が全体であって、秘密主義や、ヒットアンドラン、負け戦はしない、武器は敵から調達するなどは従属的なテーゼである。
本書は、武装闘争の理論であるが、デモや反対運動へ応用できる面があり、草の根運動家達にとっても必読の書です。
あのボリビアの悲劇に就いて言えば、ゲバラ達は結局全滅していないし、一部のキューバ兵達はチリ経由で帰国できていたので完全なる敗北ではなかった。ゲリラ対正規軍の構図に関しては、一般の誤認は、ゲリラ部隊というものがそれ自体をあくまで目的にしている訳ではなく、ゲリラ部隊の目的は自身の正規軍化であるという真理を認識していない事である。以上の命題が全体であって、秘密主義や、ヒットアンドラン、負け戦はしない、武器は敵から調達するなどは従属的なテーゼである。
本書は、武装闘争の理論であるが、デモや反対運動へ応用できる面があり、草の根運動家達にとっても必読の書です。
出典元:
中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (万国の労働者階級団結せよ!民主主義にタブーなし!在日外国人への差別を止めよう!)
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