陰謀論者達に告ぐ:巷で氾濫する安易な陰謀論業者達への警鐘, 2014/9/26
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レビュー対象商品: 私の「情報分析術」超入門 仕事に効く世界の捉え方 (Kindle版)
佐藤さんは、本書でも情報分析の技術を具体的な世界情勢の事例を挙げて論述を展開されており、読者にとっては一石二鳥でした。私が心底感心し印象に残った秀逸な分析箇所を挙げると、例えば、昨日米軍がイスラム国攻撃を口実にした空爆をしかけたシリア情勢では、日本の多くのメディアはもちろん米軍側の言い分を鵜呑みにしており、アサド政権に対して批判的ですが、戦争に加担しようとまでは望んでいないのが世論の傾向です。しかし、無責任な陰謀論者たちが儲け主義で暗躍しているのも実情です。化学兵器使用の有無については、米軍とCIAによる捏造説があり、それと同時に、佐藤さんは本書ではシリアの情報相ゾウビが朝日新聞の記者に対して、8月のダマスカス郊外での化学兵器攻撃をテロリストによるものと断じ、サウジからヨルダン経由でシリアに入った武装集団によるものだとしながら、ロシアと情報共有しているとするこのような重要情報を、最高機密であり、内容を明かせないとしている。そこで、佐藤さんは、それではシリア側に証拠能力がないと断じて、こう無責任な陰謀論者達に警告しています。
佐藤さん:最近、日本の一部で、陰謀史観と結びついた反米主義を商売にする論壇人が暗躍している。陰謀論者がシリアの情報操作に飛びつく姿が目に浮かぶ。シリアのアサド政権は、政権側でなければ自国民をも躊躇せずに殺害するとんでもない集団であるという客観的事実を無視ししてはならない。(Kindle, Location 2541)
本書は、メディアリテラシーの涵養を必須とする全日本国民必読の書です。
佐藤さん:最近、日本の一部で、陰謀史観と結びついた反米主義を商売にする論壇人が暗躍している。陰謀論者がシリアの情報操作に飛びつく姿が目に浮かぶ。シリアのアサド政権は、政権側でなければ自国民をも躊躇せずに殺害するとんでもない集団であるという客観的事実を無視ししてはならない。(Kindle, Location 2541)
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中西良太 / Ryota Nakanishi "憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"さんが書き込んだレビュー (地球国地球省地球県地球市地球町地球村です)
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