Friday, August 1, 2014


アベコベノリスク批判ートリックとイリュージョンの亡国政策をへし折る!対米従属 Slavish Obedience to the U.S. 批判論者の中西良太さんのレビューより
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2014/8/1
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主権者国民の希求しているのは、弱肉強食のネオリベラルな社会(人間において弱肉強食は際限がない甚だしいものになる)ではなく、北欧型の社会福祉国家であり、その理念は本書にも表出され提言されている平和と共生社会です。伊東さんの以下の言に本書のエッセンスが凝縮されています。

「私は、庶民にとって生きやすい社会は、社会軸がリベラルにある社会だと思っている。右であれ、左であれ、一元的で硬直した社会は望ましくない。そのためには、権力が分散していなければならない。政治権力と経済権力が分かれ、政治から教育は独立し、司法も立法も行政から独立し、なによりも言論界が政権から独立していなければならない。NHKのトップ人事を政治のトップが決めるなどあってはならないし、戦後の理想主義はこのような分権的社会構築の上に考えられたはずである。それは、戦前の一元的国家神道による支配の社会を知る私たち世代が強く望むところである。安倍首相の周りの人たちに、私は戦前社会の、暗い、黒い影を感じざるを得ない。 」(146ページー147ページ)

正に正論です。しかも、戦後世代も年齢を問わず共有している大切な政治見解と歴史認識です。本書は、主権者国民が真に希求している現在と未来の方向性にあるものです。

本書は全日本国民必読の書です。

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